生パスタは熟成していく中で旨味を増していきます。この熟成をおこない生パスタを提供していくことになるのですが、問題はその後、残ってしまった麺をどうするかです。
使い切ってしまうことがベストなのですが、大量に作ってしまった、もしくは購入してしまった場合、上手に保存する方法を今回はご紹介しましょう。
■常温保存は避ける
生パスタの特徴は、卵を加えることによってだされるモチモチした食感と、乾燥パスタとは違った歯切れの良さや硬さを、コントロールすることができることが特徴でしょう。
しかし、常温保存には向かない卵などを含んでいることが多いので、長期間放置してしまうと、舌触りや食感にも影響してくるほか、雑菌が繁殖してしまいます。そのようなことから、常温保存することは避けた方がよいでしょう。
■冷蔵保存の場合
2~3日で食べきれるようなら、次回、使用する際のことを考え、麺同士を離れやすくすることと、均等に火が通りやすくするために、麺にオリーブオイルを絡ませ、密閉性の高い食品保存容器に入れて保存することをお勧めします。
■冷蔵保存の場合
購入して未開封の生パスタであれば、そのまま冷凍庫に保存する方法で3ヶ月程度なら保てるようです。
しかし、開封して後の残り物や、手作りをした生パスタですと、劣化が早くなってしまうため、冷凍保存でも、できれば5日以内には使い切ったほうがよいでしょう。
保存方法としては、手間はかかりますが、オリーブオイルを少量入れたお湯で一度茹でます。これは麺同士がくっつかないようにするためですので、短時間で大丈夫です。
あら熱が取れたら、ラップで1人前ずつに分け、ジッパー付きの保存袋などに入れて冷凍保存します。
■保存したパスタの食べ方
冷蔵保存の場合は、そのまま茹でてお好みの柔らかさになった状態で取り出してください。
気を付けていただきたいのは、冷凍保存した生パスタを使う時です。
その場合は、解凍をせずにそのまま沸騰させたお湯に入れ、お好みの柔らかさに茹でて使います。
解凍してしまうと、表面についていた水分が基で、麺同士をくっつきやすくするほか、麺の表面がブヨブヨと柔らかくなってしまいコシも無くなってしまいます。
また、お湯に入れてから、無理に麺同士を離そうとするとちぎれてしまうので、自然にほぐれてきてから混ぜるようにしましょう。
■まとめ
生パスタのバリエーションは豊富にあります。できることなら、早めに食していただきたいところですが、どうしても残ってしまった場合には、前記したような保存方法をお試しください。
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