スーパーマーケットなどで買い物をする場合、総菜売り場で足を止めることがありますが、字としては惣菜と解釈されることが多いようです。しかし、よく考えてみると次の違い一つとっても、結局はどの字が正しいのかといった問題に直面します。今回は惣菜と総菜の意味について、国語の勉強感覚で説明していきましょう。
正しいのはどちら!!
まずはスーパーマーケットで見かける機会が多いそうざいですが、字で書くならば「惣菜」として扱われます。一般的に考えるならば、そのほうが無難でしょうが、しかし、新聞などのような媒体系に目を向けると字が違います。
こちらは「総菜」として書くことが多いため、惣菜として書くのはまず少ないものとしてみなされますし、メディア的には一般的ではないのかな、とでさえ感じる点や違和感すらあるのでしょう。当用漢字の設定は第二次世界大戦の終戦から一年経過した1946年に制定されました。
それから10年が経過し、戦後からの復興を遂げているさなかの1956年、国語審議会により同音漢字による書き換えが発表されましたが、当用漢字に含まれない字については、音読みが同じならば字は別に書き換えてもよいという内容のリストが公表されました。
冒頭に触れたように、そうざいと書いて「惣」から「総」に書き換えなさいといった内容までも含まれています。しかしながら、戦後間もなくのころは「惣菜」と使用する機会が多い割には「総菜」と書く機会すらなく、その事態は東京五輪が完了した翌年の1965年までに続けられました。
しかし、1966年以降はどうなるのでしょう。この時点では後者の「惣菜」が一般的に広まるようになったものの、実際はひらがなで「そうざい」と書いたほうが余計わかりやすかったといった事態へと発展していきました。
前者の「総菜」とひらがなのいずれかで解釈されるといった流れはしばらく続いていくことになりました。二度にわたるオイルショックを経てからのバブル景気に浮かれ始めた1986年になって、ようやく後者が幅を利かせ始めるようになりました。しかし、前者で解釈される機会が余計増える反面、ひらがなで書く機会が減ったのは少し複雑な流れでした。そして、平成に突入すると「惣菜」の方が広く一般的に使われるようになっています。
スーパーでの人気の惣菜
基本的には字だけ異なる程度で違いはなく、意味としてはご飯のパートナーとして食べるのが目的のおかずです。調理などは特に要求されることはなく、購入した後すぐにテーブルの上に出してから食べるなどの理由でありますが、場合によってはレンジなどで温めるか、もしくは切り分けをして食べやすい量に分け直す場合があります。
核家族化や1人暮らし世帯、共働きが増えてスーパーやコンビニでも、惣菜と冷凍食品の人気は上がるばかりです。餃子やトンカツとコロッケや野菜の天ぷらを始めサラダなどの副菜に至るまで味も人気も益々評判が良くなり、美味しい惣菜を提供できています。
まとめ
「そうざい」を漢字で書く場合「惣菜」として記入すべきかそれとも「総菜」としておくべきか悩む方もいるでしょうが、意味としては同じです。実際に使う時は前者か後者のいずれかに統一するか、それともケースバイケースとして使うべきか具体的な線引きは各々の解釈にゆだねますが、惣菜の方が多く使われています。
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