長期間保存が可能で、私たちの食生活を豊かにしてくれる冷凍食品。すでに味付けもされているので、調理の手間が省かれます。今回は、そんな冷凍食品のメリットを探っていきます。
冷凍食品について
冷凍食品の定義として、次の4つの条件を満たしている必要があります。①全ての前処理を終了していること/②急速凍結されていること/③正しく包装されていること/④-18℃以下で保存されていることです。日本においての冷凍食品の始まりは、魚の凍結でした。約100年前に魚の凍結に成功したことによって、新鮮な魚が全国各地で食される様になりました。
前処理について
調理をする際に最も手間がかかるのが、材料の前処理です。冷凍食品なら、綺麗に汚れを落とし、野菜は皮をむいて種を取り除き、魚は骨などを取って、その後食べやすい大きさにカットするという面倒な前処理をする必要はありません。調理時間を短縮するだけではなく、生ごみを減らすことも出来ます。
冷凍野菜の秘密について
冷凍野菜は変色を防ぐこと、それから電子レンジで火を通しやすくすることを目的に、ブランチングという前処理がされています。ブランチングは急速凍結をする前に行うもので、熱湯に浸したり蒸気で蒸したりすることです。これをすることで、野菜に含まれている酵素の働きをストップさせ、新鮮な時の色をそのまま保つことが出来るのです。
冷凍野菜の栄養価について
生野菜は季節や気候によって栄養価が異なり、場合によっては手に入らないということもあります。しかし、冷凍野菜なら、賞味期限内であれば新鮮な状態でいつでも食べることが出来ます。そして、野菜に含まれているビタミンやミネラルも、種類によっては家庭で調理するよりも冷凍野菜のほうが多く摂取出来ます。
急速凍結について
冷凍食品は品質低下を防ぐために、-30~-40℃で急速凍結を行っています(家庭用の冷凍庫では不可能です)。冷凍食品が長期間鮮度を保てる理由は、急速凍結しているおかげです。長期間保存することが可能なので、まとめ買いをして買い物に行く回数を減らせます。冷凍食品は、密を避けるご時世だからこそ欠かせない食品だと言えます。
保存に適した温度とは
品質劣化および食中毒を引き起こす微生物の繁殖を防ぐためには、なるべく-18℃以下で保存して下さい。どうしてこの温度に保つ必要があるのかというと、微生物の動きが停止するのが-18℃だからです。
低温で保存することで、微生物の繁殖を抑制する添加物である「保存料」を使用せずに済みます。そのため、離乳食や介護食としても安全に使用することが出来ます。(※総菜は添加物を使用している場合もあるため、パッケージをご確認下さい)
パッケージについて
冷凍食品のパッケージには、調理方法や使用されている材料、保存方法、賞味期限(美味しく食べれる期限)などの情報が記載されています。またパッケージには、私達の家庭に届くまでに商品の型崩れを防ぐという大きな役割もあります。
まとめ
冷凍食品は、4つの条件によって栄養価や品質の劣化を防いでいます。揚げ物・パスタ・サラダなど様々な種類があって手軽に食べられるので、保存方法を守り常備しておくことでメニューのバリエーションを増やすことも出来ます。
菅野製麺所の皮類製造現場は、全国製麺協同組合連合会のHACCP高度化計画の認定を受けていますので、安心して召し上がっていただけます。餃子やシュウマイ、肉まん、あんまんなどの点心を家庭の食卓で楽しめます。こだわりぬいた食材と製法で作られたひと味違う点心をぜひご賞味ください。
株式会社菅野製麺所とカンノの麺をよろしくお願い致します。