冷凍食品は長期間保存ができますが、欠点として解凍した場合の再冷凍は基本的に推奨されていません。今回は家に持ち帰るまでに溶けてしまった場合や解凍後の再冷凍について、なぜダメなのかという理由をご紹介します。
冷凍食品・溶けてしまったときの対処
スーパーで買い物を済まし帰宅する途中で、持ち帰る際に冷凍食品が溶けてしまうことは多々あります。冷凍食品の状態により再冷凍は可能ですが、状態を把握して冷凍を再度できるか判断してください。
完全に溶けている場合
水滴が垂れるほどの場合は、完全に解凍されている状態となります。特にその状態で冷凍を再びしてしまうと、溶け出した水分まで凍らせるので品質は確実に落ちます。「再々解凍」したときにその水分まで解凍する結果になり、食品が使い物にならないことがあります。
離乳食の場合
お子さんがいる家庭で、1番疑問に思うのは「離乳食」ではないでしょうか?離乳食の冷凍を再びすることは、たとえ封を開けていなくても、ご自身で作られた離乳食でも、絶対にしないでください。離乳食期のお子さんは免疫力が少ないため、「食中毒の危険性」が通常より高くなります。
以上に該当しないからといって、必ず冷凍が再びできるとは限りません。未開封品でも「異臭」や「酸味を感じる臭い」を感じたら、必ず破棄するようにしましょう。
冷凍食品を溶かさないために
冷凍食品はどうしても常温で持ち帰る際や停電により、思いがけず溶けてしまいます。できるだけ、そういう事態を避けるためにどうしたら良いのでしょうか?
冷凍食品の持ち帰り方
●購入先に「お持ち帰り用氷」があるなら袋に一緒に入れる。
●保冷剤を持って行き、冷凍食品を購入した袋に入れる。
●冷凍食品だけでも、保冷バッグに入れる。
以上の工夫をすることで、冷凍食品の品質を落とすことなく家庭へ持ち帰り食べることができます。
冷凍食品の停電時保管方法
●2~3時間程度なら保管が可能なので、冷蔵庫を開かない。
●保冷剤を事前に購入し、クーラーボックスに保管をする。
停電時は急にそのような事態になってしまう場合が多く、対処が難しく思えます。停電したらなるべく、冷凍食品をカセットコンロなどで調理して食べきることをおすすめします。
まとめ
基本的に冷凍食品を再び冷凍することは、食中毒の危険性や品質が落ち、本来の食品とはかけ離れたものになります。再冷凍しなければならない場合は、工夫をすることで再冷凍が可能の食品もありますが、品質は落ちるということを忘れないでください。
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