冷凍食品の需要の高まりに連れて、冷凍技術の進化が進んでいます。しかし、技術の進化が起きているのは冷凍技術だけではありません。一般的なプラスチック容器も進化しているのです。最近では、袋に入れて販売されていた冷凍食品が、食器となるトレー付きで販売されている商品見かけませんか。薄いプラスチック容器なのですが、食器が付くことで完成料理となります。一人暮らしの人にはとても便利で選択する人も多いのではないでしょうか。今回は、冷凍食品の需要増加に伴いプラスチック容器の技術の進化についてご紹介します。
目次
１．どんな技術が冷凍食品を浸透させたのか
２．プラスチック容器に注目して技術の進化を見てみよう
３．まとめ
１．どんな技術が冷凍食品を浸透させたのか
今だからこそ冷凍食品が当たり前になりつつありますが、昔は今の冷凍食品のイメージとは全く違っていたのです。ここではどんな技術が冷凍食品を浸透させたのかをご紹介します。
遡ると、冷凍食品は1964年に注目を集めました。これは、東京オリンピックで世界中から集まる選手の食料確保のため冷凍食品が活用されたという理由があります。その後、1969年には電気冷蔵庫の普及率が8割を超えたこともあり、冷凍食品の売れ行きも上がっていきます。そして、1993年には、電子レンジの普及率が8割を超えたことで、調理済みで、レンジで調理することのできる冷凍食品が販売されるようになります。しかし、この頃の冷凍食品はバリエーションも少なく、食べた感じの印象も今ほどのおいしさは感じられませんでした。そこから技術の進化により、1999年、自然解凍で食べられるお弁当向けの冷凍食品が発売されるなど、調理方法が楽になるなど急激な進化を遂げています。
さらに現代では、冷凍食品の技術は更なる進化を遂げ、加工や瞬間冷凍などの技術の向上、トレーや包装材料の原料となるプラスチック技術の進化が次々と行われています。
２．プラスチック容器に注目して技術の進化を見てみよう
冷凍食品が手軽に楽しめるようにしているプラスチック容器ですが、主に２つの技術の進化があります。
1つ目は、耐寒・耐熱性です。冷凍食品をおいしくした要因の一つに、急速冷凍技術があります。しかし、マイナス30℃から100℃を超える範囲までを耐えることのできる、急激な温度変化に耐えるトレーなどの包装材料が要求されることになります。また、レンジで加熱することによりトレーの耐熱性を超えた温度まで上昇することで、トレーが変形するリスクもあります。そこで、このようなリスクを回避するために、技術が進化したのです。
2つ目は、難溶出性です。冷凍食品に使用されるトレーの樹脂製は、レンジで加熱した際に染み出したり、食品成分がトレーに染み込んだりすることが問題視されるリスクがありました。そこで、この問題を解決するためには、保管環境や調理時などの影響をうけないような包装材料の技術向上と熱に強いトレーの開発が冷凍食品の安全を確立させたのです。
３．まとめ
今回は、冷凍食品の需要増加に伴いプラスチック容器の技術の進化についてご紹介しました。プラスチック容器の技術の進化によって地方のラーメン店などでも冷凍食品が気軽に作れるようになったのですね。
菅野製麺所の皮類製造現場は、全国製麺協同組合連合会のHACCP高度化計画の認定を受けていますので、安心して召し上がっていただけます。餃子やシュウマイ、肉まん、あんまんなどの点心を家庭の食卓で楽しめます。こだわりぬいた食材と製法で作られたひと味違う点心をぜひご賞味ください。
株式会社菅野製麺所とカンノの麺をよろしくお願い致します。
