今回は、FSSCの審査の流れを把握したい方にFSSCの審査の流れを会社の運用側からの立場からと審査側から説明します。
審査や登録の手順(会社の運用側)
①システム構築と運用について
「Plan=計画」
・認証取得の為の情報収集
・経営側の認証取得の決定
・事務局による推進体制を整備
・認証取得の日程計画を作成
・適用範囲の決定
・方針と目標の設定
・手順による規模の作成
・チームを編成してチームの教育
「Do=実行」
・マネジメントシステムの運用
・手順や規定に従って活動
「Check=点検」
・活動の記録を分析して評価
・内部監査と是正に対する処置
「Act=処置」
・マネジメントレビュー(評価)の実施
・マネジメントシステムの見直し
②認証取得の為の実施
登録書や付属書に従って運用、登録証の発行を受ける
1年間を通じて運用
③システムの運用と認証維持
1年毎のシステムの運用に対して、定期審査を受けて継続
2年後に定期審査を受けて運用、3年目には「更新審査」を受けて継続
審査側の流れ
1-「審査の見積もり作成依頼書」
・審査する側は、事前相談や見積書の作成
2-「契約の実施」
・審査登録申込書によって、現地の訪問を行って、受理した事を会社に連絡
・審査登録契約書によって担当する審査員との日程調整
3-ファーストステージの審査
・担当審査員によって、審査計画書を提出
・マネジメントシステムの構築の状況と確認をして、セカンドステージの為の情報収集
・最終日に、審査報告書により審査結果の報告
・担当審査員が、セカンドステージの審査が整っていると判断した場合に、審査計画書を提出
4-セカンドステージの審査
・ファーストステージとセカンドステージの間隔は、最短で1カ月、最長で6カ月
・セカンドステージまでには、「内部審査」と「マネジメントレビュー」を終了しなければならない。
・適用範囲のすべてを対象に、マネジメントシステムの実施状況を評価して、規格の適合性において審査
・最終日に、審査報告書により審査結果の報告
・不適合企画が発見された場合には、期限までに、是正処置の計画書を提出させる
5-登録証の発行
・セカンドステージ審査から約1カ月後に、審査判定会により登録の可否を判定、登録証の発行を行い、3年間の有効期限とする
6-第1回定期審査
・登録証の発行から約1年後に、定期審査の日程をその1カ月前に案内
7-第2回定期審査
・事前に担当の審査員より審査報告書を提出
・2回のうちの1回の定期審査は、非通知による審査を受ける
・定期審査及び更新審査では、マネジメントシステムが規格要求事項に適合しているかを確認
8-更新審査
審査結果の報告から審査判定会により、更新の許可が出た場合には、新たに3年間の有効期限の登録証の発行
まとめ
FSSCの審査は、食品の安全を守る仕組みとして品質管理を徹底して行う事です。自社だけの管理では、甘くなりがちな慣習も第3者機関の認証を受ける事で、よりよい製品の提供を消費者に届ける事が出来るのです。是非、FSSCの審査の流れを確認したい際はこの記事を参考にしてみてはいかがでしょうか。
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