FSSC22000とは、より安全な食品を消費者へ供給するための、重要な手法・ポイントが集約された食品安全マネジメントシステムの国際規格です。
日本ではその組織や企業の運用管理システムのレベルに合わせ、5つのランクの認証スキームがあります。
HACCPがレベル3、ISO22000がレベル4で、FSSC22000はそこで最高ランクのレベル5です。
FSSC22000の認証を取得すると、大きなメリットがあります。
セミナーは各地で開催されています。認証取得を目指すなら、積極的に参加しましょう。
FSSC22000の規格認証取得によるメリット
業務の効率の改善、組織体制を強化する事ができます。
製造物責任、リコールといった食品の安全な提供に関してのリスクを軽減する事ができます。
消費者、取引先に対し、ブランド力、ブランドイメージの評価を高める事ができます。
国際規格のため、海外企業との取引などの、新規市場へ参入機会が拡大します。
セミナーの対象者
傷みやすい動物性、植物性製品またはその混合製品
常温での長期保存品
添加物やビタミン、培養物含め食品成分を加工、または製造
それらを個装する素材(直接あるいは間接的に食品に触れるもの)を製造
これらを取り扱う組織が対象となっています。
FSSC22000とその他のワードとの関係
さて、食品の衛生・安全に関して調べていくと、FSSC、ISO、HACCPなど、いろいろな言葉が出てきますね。それぞれの関係を見ていきましょう。
FSSC22000(食品安全マネジメントシステムの国際規格)の中にISO22000が内包されていて、その中にさらにISO9001-HACCP(食品安全に関するガイドライン)があります。
FSSC22000はISO22000を元に、より食品安全の管理を実践するために補強されたものです。
まとめ
これから食品を取り扱おうとしている企業は、FSSC22000について頭に入れておくことが重要です。とりわけFSSC22000に含まれる前述のHACCPは、国が2020年までに義務化を目指しています。
世界基準は目指したくても、ISO22000だけでなくFSSC22000まで取り組むべきか検討中の企業のためのセミナーもありますので、多くのセミナーに通ったり、参考本を読むことをお勧めします。