現在、食品業界は食品の安全・衛生を中心に状況が大きく変化しています。その背景には、95年のPL法(製造物責任)や、0-157問題(サルモネラ菌)など食中毒が頻繁におきたことが原因です。このような背景から、食の安全を考える際にHACCPの導入を考えている人も多くいるのではないでしょうか。よって、今回はHACCを導入する目的を中心にまとめましたので一緒にみていきましょう。
■HACCPを導入するメリットとは?
結論からいうと、HACCPを導入するメリットは「品質の安定」と、「不良品が目に見えて減少していく」ことです。このことで、利益の拡大(生産性の向上)、企業の発展につなげていくことが可能です。
また、安定した製品を常に供給していくことができますので顧客への信頼が高まり、企業のイメージアップに貢献することができますし、リスクマネジメント対策にもなるでしょう。
以上のような中で、それぞれ社員が働いていくと個々の仕事への取り組み方(意識)が変化し、モラルアップが可能です。
HACCPのようなシステム管理をプラスしていくことで、品質の良さを低コストでありながら保障することができる「ローコストオペレーション」が可能となります。
ますます消費者の食品に対する要求が高まっていく中、HACCPの導入は不可欠でメリットが高いシステムといえます。
HACCP導入によるメリットは下記となりますので参考にしてください。
・企業のイメージUPと顧客の信頼度UP
・生産性の向上で利益が拡大
・不良品が減少し、品質が安定
・取引先(消費者)に自社製品の安全性をアピールできる
・PL法対策や有効なリスクマネジメントになる
・従業員の意識が変化し、モラルUPにつながる
■HACCPを導入する目的(必要とされる理由)とは?
HACCP(Hazard Analysis Critical ControI Point)は、”ハッセフ”と発音し、「危害分析・重要管理点」と訳します。
これを簡単に説明すると、
「危害分析/Hazard Analysis」=ウイルス(病原菌)など危害が発生する可能性があるものを食品の製造過程で見つけ出す。
「重要管理点/Critical ControI Pohlt」=危害を防ぐためのチェックポイントの管理。
となりますので、HACCPは「製造する工程の中で管理ポイントを特性し、重点的にそこを管理する一連のシステム」といえます。
つまり、製造していく中で安全を確保していくために「HACCPを導入する」と、完成品の安全が保証される(結果として保証される)ということです。生産性の向上や品質・安全性、従業員のモラルアップなど、メリットが多くあることもHACCPを導入する目的といえます。
ますます食品に対する衛生管理に対する要求が高まっていく中で、HACCPを導入し高品質の商品を生産することは「他社との品質保証の争いに勝つ」という意味でも重要といえるのではないでしょうか。
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