スープを生かす中華麺とは?

ラーメン店を経営していく上で、手塩にかけて生み出した自慢のスープに最適な中華麺を用意することが大切なのはご存じかと思います。具体的にどのようなスープにどのような中華麺がベストなのか、その正解を見つけるのは容易なことではありません。今回は、カンノ製麺の「中華麺レパートリー」をベースに、自慢のスープに最適な中華麺をイメージしていきましょう。

■ラーメンのスープの種類

・塩
=特徴:醤油ラーメンよりも出汁の特徴が出やすく、スープの味があっさりとしており、他の味よりも誰もが食べやすい「シンプルな味わい」が多いです。

・味噌
=特徴:味噌の香りと深いコクがミソ。味噌の種類によって味は多少変わりますが、「濃厚な味わい」であり味噌だけでいろんな味を楽しめることでしょう。

・豚骨
=特徴:豚骨は「コラーゲンが豊富」で、鶏がらスープよりも美肌効果があるといわれています。歳を重ねるごとにコラーゲンが減っていくので豚骨は欠かせない食材となるのです。

・海鮮
=特徴:臭いに少しクセがありますが、動物系の出汁と魚介系の出汁はうま味があります。ウニや牡蠣をトッピングしたものもあり「あっさりとした上品な味わい」が特徴的です。

・醤油
=特徴:ラーメンの「基本の味」でもある醤油ラーメンは、出汁の種類によって透明感のある透き通るような色のスープから、濁りのある濃い色の濃厚なスープまで幅の広いタイプにわかれ、魚介類や醤油をベースにみりんと合わせた醤油ラーメンもあります。

■スープの原料となる食材からのこだわり

例えば、豚骨ラーメンであれば若い豚の全体の部位から出汁を取り、上品なスープを作っていきます。
鶏は無薬鶏を使い、飼育している親鶏の部位と若鶏のガラと豚骨を一緒に下処理し釜で2日ほど蒸していきます。それから8時間煮込み、素材のうま味を最上級な水で出し、水分を40%まで炊き上げます。

動物系のダシは、じっくり煮込むことでラーメンのうま味の成分になりアクを取れば最高級のスープが出来上がります。それぞれの特徴を最大限に引き出してみてはいかがでしょうか。

■まとめ

いかがでしたか? 中華麺のスープはそれぞれ1つ1つに特徴があり、必ずといっていいほど中華麺に合ったスープが存在します。自身の知恵や工夫を生かし、最高の中華麺スープを生み出しましょう。

菅野製麺では、オリジナリティ溢れる300種類以上の生麺を製造しています。あらゆる調理方法にも対応できるように創意工夫がなされています。必ず満足できる麺に出会えると思います。新店開業にも菅野製麺の製品をご検討くださいませ。