ラーメンの麺とちゃんぽんの麺の違いとは?

ラーメンのお店よりちゃんぽんのお店の方が少ないから、ちゃんぽんのお店を出そうと考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

その際に、麺はラーメンとちゃんぽんでどう変わるのでしょうか?

今回は、ラーメンの麺とちゃんぽんの麺の違いについてご説明します。

 

目次

1.ちゃんぽんとは

2.法律的には違いはない

3.麺の太さに違いがある

4.本場長崎のちゃんぽんの麺は原材料に違いがある

5.まとめ

 

1.ちゃんぽんとは

ラーメンの麺とちゃんぽんの麺の違いについて見ていく前にちゃんぽんについて詳しく見ていきましょう。

ちゃんぽんというと「長崎ちゃんぽん」が思い浮かぶ人が多いのではないでしょうか。長崎ちゃんぽんは、明治時代に中国から長崎市内へ渡り商売をしていた人が、貧しい中国人留学生のために安くて栄養豊富な料理として考案し、提供したのが最初という説があります。

また、「ちゃんぽん」という名の料理は長崎だけでなく日本各地で見られます。沖縄では麺を使用せずライスの上に野菜炒めを乗せたものが「ちゃんぽん」として食べられていたりします。

 

2.法律的には違いはない

実は法律的な定義としては、中華麺とちゃんぽん麺に違いはありません。生麺類に関する「公正競争規約」(景品表示法第31条に基づく協定又は規約)によれば、唐あくを含む、かん水を加えて練り合わせ、製麺したものは「中華麺」ということになっており、この点に関しては中華麺もちゃんぽん麺も同じであるからです。

 

3.麺の太さに違いがある

法律的には同じでも皆様もご存知の通り相違点もあります。

ちゃんぽんの麺とラーメンの麺の違いは、麺の太さです。普通の中華麺の場合、1.5mm程度の太さであることが一般的ですが、ちゃんぽんの麺の場合はそれよりも太い2mm弱程度となっています。この太さのおかげで、煮込んでも柔らかくなりにくく、コシのある食感をキープできるわけです。

 

4.本場長崎のちゃんぽんの麺は原材料に違いがある

本場長崎のちゃんぽん麺は原材料にも違いがあります。一般的に、ちゃんぽん麺を含む中華麺を製造する際には、柔らかさや弾力を麺に持たせる目的で「かん水」が材料として使われます。しかし、長崎のちゃんぽん麺ではほとんどの場合、このかん水の代わりに「唐あく」(唐灰汁)が使用されます。

これは炭酸ナトリウムと炭酸カリウムを調合したもので、使用することによって麺に独特の風味を持たせることができるようになります。それに加えて、消化を助ける働き、食欲を増進させる働き、殺菌や防腐といった作用もあるとされています。

ただし、この唐あくを製造するに当たっては特別な免許が必要で、全国でも免許を持っているのは長崎市内の製麺所のうちわずか4軒に過ぎません。このため、一般的に各地で消費されるちゃんぽん麺は、通常のかん水を使用したものが多くなっているようです。

 

5.まとめ

今回は、ラーメンの麺とちゃんぽんの麺の違いについてご説明しました。

どうしても本場の「長崎ちゃんぽん」にこだわるなら、しっかり唐灰汁使用の許可をとって本場の麺づくりをするのも良いでしょう。しかし、ちゃんぽんの麺は中華麺での代用できます。

本場のちゃんぽんの味に近い中華麺をお探しの方は、株式会社カンノの中華麺もお試ししてみてはいかがでしょうか。

菅野製麺所ではスープに合わせてオリジナルの麺を提供することも可能です。少量注文にも対応しておりますので、まずはサンプルからお試しください。開業を考えている、または新しいメニューを考えているというオーナー様と共に、麺を追求していきます。

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公式サイト

http://www.kannoseimen.com/