簡単に調理できる冷凍食品。中でも、中華料理の定番である焼き餃子の人気には絶大なものがあります。とは言え、時には加熱に失敗し本来の美味しさが損なわれてしまうケースも少なくありません。そうなってしまわないためには、どういった点に注意したら良いのでしょうか。
失敗するリスクをはらむ冷凍餃子のフライパン加熱
昨今は冷凍食品製造技術が向上し、電子レンジ加熱でも充調理可能なタイプの冷凍餃子も多く見受けられるようになりました。ですが、より一層の皮のパリパリ感を求めるなどの理由から焼く調理法に拘る方も少なくありません。
しかし、フライパンで焼く際には、ほんのちょっとした原因で餃子同士のくっつきや鍋底へのこびりつき、または焦げ過ぎや型崩れといった失敗が起きてしまいがちです。冷凍餃子を焼く際に注意すべき点を、順を追って見ていきたいと思います。
失敗しない冷凍餃子の焼き方手順
失敗しがちな餃子の焼き方ですが、ちょっとした事で上手に焼く事できます。では、美味しく綺麗な餃子の焼き方をご紹介していきましょう。
くっついていたらバラバラに
まず、焼く前の冷凍餃子の状態を見てみましょう。冷凍庫内の保存状態によって、袋内で餃子同士がくっついてしまっていることもあるのではないでしょうか。そうなっていたならまず、餃子の塊から本来の1個単位へと、バラバラに分離させましょう。くっついたままで焼くと皮が破れるなど、型崩れの原因となります。
鍋肌が汚れていないフライパンを使う
餃子が1個ごとの本来の形になっていれば、次に使用するフライパンの状態を確認します。前の調理で利用したものを洗わずそのまま使ってしまうと、鍋肌へのこびりつきなどの原因となってしまいます。汚れていないきれいな状態のものを用意しましょう。なお、フッ素加工のフライパンであればよりこびりつき防止効果が高まります。
間隔を置いて並べる
フライパンを弱火にかけ、適量の油を入れた後、餃子を並べていきます。その時、餃子同士がくっつかないように隙間を空けて並べるようにしましょう。こうすれば加熱中の皮のくっつきによる型崩れが防げます。一度に余りにも多くの個数を焼こうとするとどうしても接触してしまうので、フライパンの大きさに適した個数ごと調理することが肝要です。
お湯をかけてふたをする
餃子を並べ終えたら中火にして、お湯をかけてふたをします。凍った餃子を加熱することによる急激な温度変化が焦げ付きの原因となる場合もあるので、水よりもお湯を用いた方がより安心と言えます。お湯の量は餃子の1/3が浸かるくらいにし、ふたをして蒸し焼きにする時間はボコボコと沸騰する音が出るまでを目安としましょう。長く焼きすぎると焦げてしまいます。
ふたを開けて水分をとばす
ふたを取った後は、水分がなくなるまで加熱を続けます。水気が消えるくらいの段階で、餃子に焼き色が付いた状態となっていることでしょう。これで一応完成と言って良い段階に至り、後はお好みで他の面に焼き色を付けるなどを行うことになるのですが、この段階まで問題なく来たなら主な失敗は回避されたと考えて差し支えないと思われます。
まとめ
以上、冷凍餃子を美味しく頂くための失敗しない調理法について見てきました。お役に立てば幸いです。
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