普段、何気なく食べているラーメンなどの中華麺系統は、製麺所で製造される商品であるのがほとんどです。お店によっては麺の硬さやスープの濃度はそれぞれ異なるため、商品作りに対する「条件」をクリアした商品を日々提供し、ユーザーさんに満足していただける味に満たせるよう日々努力しています。今回は、中華麺を作る工場である製麺所の話をしましょう。
お店が求めているものを作るために
中華麺を生み出す製麺所において何よりも大事なのは、常に食品に対する安心と安全、それにお店側のオーダーにこたえることです。
ラーメン店などは製麺所に何を求めるかは店舗によって異なりますが、利用される方々が満足していただける味とリピーターを増やすといった意義と、味に対して妥協は一切許さず、スープとマッチしてそのお店の商品として昇華していくのが一つの役割になります。
お店を新しくオープンする方は、どの製麺所の中華麺がおいしくてお店のイメージに溶け込んでいるかを見極める意味でも試作品を作り上げ、それを取り寄せる形で対応しています。
つけ麺やスープなどによって用途は異なりますし、太さや硬さにまでも左右されるのが中華麺の特徴です。サンプルの麺を提供する意味は試作品的位置づけであり、お店側に食べてもらい、要望があるのならば、それに答える形で改良を加えてからお店へと送り、オーナー側が納得していただける味になるのならば、一つのステップとしてはクリアとなります。
製麺所の中華麺は、すべての工場で同じ規格で作るといった取り決めはなく、工程一つ一つによって時間や手間をかけた良質なる製麺作りを行い、商品に対しそれぞれこだわっているのが特徴です。
たった一つの中華麺を生み出すために
お店が描く中華麺の理想図と言えば、実際に来店する常連をはじめとするユーザーさんに支持してもらえるための麺づくりが一般的です。それを一つとってみても、形や太さ、色にかんすい、それに小麦粉にもこだわりを持たせるのが一番のポイントであり、もう一つの顔であるスープとのマッチングです。
タレやそのベースに色、味が濃い目なのか薄めか、それに嗜好面の問題などといった重要箇所をリサーチし、イメージしながら理想の麺を作り上げていきます。
場合によっては工場を見学していただき、製麺所での麺づくりはこうして行われているのかとイメージしていただき、職人たちが丹精込めて作り上げた麺を確認することも必要でしょう。
お店を利用する方の中にはアレルギー持ちの方もおり、その方々への配慮までも必要となります。現在は表示制度そのものの見直しにより以下の項目が表示義務対象となっています。
①麺づくりの上に必要なもの→小麦、卵
②基本的に使用しないもの→乳、エビ、蟹、そば粉、落花生
以上の項目において、メニューなどに表示を明確化しているお店もあり、利用される方々にも安心して食事できるよう、製麺所としては最初の段階から注意をしながら麺を作っているわけです。
まとめ
お店やユーザーさんに対し、安全かつ安心して提供できる中華麺を作るのが製麺所のお仕事の一つであり、より良い味を追求できるよう日々努力しながら職人たちによって生み出されています。
菅野製麺所ではスープに合わせてオリジナルの麺を提供することも可能です。少量注文にも対応しておりますので、まずはサンプルからお試しください。開業を考えている、または新しいメニューを考えているというオーナー様と共に、麺を追求していきます。
株式会社菅野製麺所とカンノの麺をよろしくお願い致します。
公式サイト
http://www.kannoseimen.com/
