お店や家庭でなじみの深い中華麺ですが、歴史はとても古く、日本に伝来した時期についても諸説様々です。中華麺はなぜここまで日本人から愛される様になったのか?今回はその中華麺の特徴や種類についてお伝えします。
そもそも中華麺とは?
中華麺の原料は小麦粉です。これに「かんすい」と呼ばれるアルカリ性の水を加えて練り合わせた物が中華麺と呼ばれます。かんすいはその性質がアルカリ性なので、小麦粉に含まれている”フラボノイド”という成分が反応し、独特の黄色味が生じます。
また、小麦粉に含まれるグルテンの”伸び”が大きくなり、茹でた中華麺は水を吸って膨らみます。これらによって中華麺特有の滑らかさと色合い・光沢が備わるのです。
中華麺の特徴
中華麺の特徴は一つ目には黄色味です。黄色くなる理由については前項でお伝えしたとおりです。次にあげる中華麺の特徴は、麺のコシです。これはアルカリ性のかんすいの働きによる物です。
中華麺の製法は小麦粉を原料にしているという点ではうどんやパスタとほとんど同じですが、かんすいを使う事で弾力性・色味・香り・縮れなどが生まれます。中華麺は、小麦粉の種類やかんすいの分量によって、味もコシも別物と呼べるくらい違ってくるのも特徴の一つと言えます。
中華麺の歴史
日本に中華麺が伝わったのは奈良時代とも鎌倉時代とも言われていますが、今日につながる中華麺が日本で食べられるようになったのは、明治開国後で外国人居留地に中華料理店が出来たのが始まりと言われています。
麺は中国から輸入した物が主でしたが、戦後になると日本国内の炭酸アルカリ水を使う独自の中華麺が広く普及していきました。今では日本全国にご当地ラーメンがつくられ、日本人にも広く親しまれています。
中華麺の用途
中華麺はラーメン・冷やし中華・中華風つけ麺・焼きそばなどに使われる食材です。中華麺の発祥の地である中国では、かんすいを使う事・生地に卵黄を使う事・麺が波型である事・茹でると縮れる事・そのほか香りや色合いなども中華麺である事の条件とされている様ですが、日本ではそこまで厳密に規定しているところは少ない様です。
中華麺の種類
中華麺には様々な種類があります。麺の太さを見てみても、極太麺・太麺・中太麺・中細麺・細麺。極細麺などの種類があります。一般的に太くなるほどコシが強くなると言われています。
断面の形状でも、丸型と四角型があり、更には、縮れ麺・ストレート麺、柔らかめと・硬めなど種類があります。縮れ麺はストレート麺と比べてよりスープが絡み易くなっています。種類が多いという事は、それだけ様々な料理に使われる用途の広い食材と言う事が出来ます。
まとめ
今回は中華麺の特徴と種類を中心にお伝えしました。私たちの身近にある食材だからこそ、よく知る事で中華麺について更に興味が湧き、中華麺の事がこれまで以上に好きになったのではないでしょうか?
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