日本において最もポピュラーな外食メニューと言っても過言ではないラーメン。そんな定番メニューに不可欠な食材が中華麺です。麺作りまでお店自身が行う場合には大変な労力を費やしますが、製麺所を利用することで多くのメリットを見出せます。どのような利点があるのかみていきましょう。
デメリットゼロとも言える現在の製麺所中華麺
品質的に自家製麺よりクオリティが低く、美味しさを売りにするラーメン店にはそぐわないという印象を持たれていた製麺所の中華麺。しかしそれは今や、全く的外れな話と言わざるを得ません。
現代、製麺所で生産される麺類は、品質的に格段の向上を遂げ、本格派の手打ち麺と引けを取らないレベルにまで達しています。人気ラーメン店の多くが製麺所との契約を結び、中華麺の提供を受けているという事実がその証左と言えるでしょう。
自家製麺の作成は、お店のオリジナリティを確立する上で有効な一方、コストや労力を要します。製麺や生地熟成に用いる機械や装置などの導入に、多額の設備コストが必要となるものと予想されます。
また、お店の営業や調理以外にも、麺製造に関して時間と労力を割かねばなりません。製麺所から麺を仕入れることで、設備コストを掛けず作業効率を圧迫しない経営スタイルが確立されると言えます。
麺の品質維持と経営効率化の両立が図れることから、現代において製麺所からの中華麺供給は、お店にとってこれといったデメリットが見当たらない有効な手段と言えます。
あらゆる種類のラーメンに対応
製麺所の麺は、決して画一的なものではありません。多種多様なラーメンスープもしくは味付けに対応可能なレパートリーを有しています。しょう油・豚骨・味噌その他の代表的なスープに適した麺について、味わい・食感・太さなどの特徴が異なるタイプが幾種類も取り揃えられています。
自家製麺では、メニューごとに種類の異なる麺を使用することは労力的コスト的に至難の業になることでしょう。しかし、製麺所からの取り寄せでは、メニューに合せて最適な麺を使用する体制が、容易に構築できるわけです。
品質衛生管理の徹底
食品の安全性を確保する衛生管理の手段として、HACCPという手法が存在します。現在では、いずれの食品加工場においても、食品衛生法の改正(2020年6月から施行)に伴うHACCP義務化に合わせて、適切な衛生管理体制が確立されています。それは製麺所においても同様です。
加えて、同法改正によって飲食店に対しても基準Bという形式によるHACCP導入が求められています。ラーメン店が自身で製造する自家製麺に対してもHACCP導入が必要となり、一層作業の手間が生じるわけです。
反面、HACCPの条件をクリアした上で提供される製麺所麺の使用により、お店自身の麺作りに関する衛生管理の手間が省かれることとなります。
独自メニュー開発への協力体制
飲食店の売り上げを高める方法の1つとして、お店独自のメニュー提供が挙げられます。そのお店でしか味わえない料理という付加価値が、結果として経営的増収を後押しすることになるわけです。
ラーメン店がオリジナルメニューを作り出す際、老舗の製麺所との繋がりが強力な助けとなるものと言えます。何十年も麺作りに専念してきた製麺所には、本格的手打ち麺に比肩するクオリティを確立してきたノウハウが蓄積されています。
それを新しいラーメンの制作に活かすことができれば、新メニューによる収益アップ効果がより期待できるものとなります。
まとめ
以上のように、製麺所から麺を仕入れる体制が、ラーメン店の経営において様々なメリットを生み出すということについて確認してまいりました。新メニューの確立など、将来的な経営拡大を目指す上でも、製麺所との連携が非常に有利に働くものと考えられます。
菅野製麺所ではスープに合わせてオリジナルの麺を提供することも可能です。少量注文にも対応しておりますので、まずはサンプルからお試しください。開業を考えている、または新しいメニューを考えているというオーナー様と共に、麺を追求していきます。
株式会社菅野製麺所とカンノの麺をよろしくお願い致します。