ラーメンを提供するなら歴史を知ろう!  

ラーメンを作っている立場では、「ラーメン」について知っておくことは重要なことです。

ラーメンの歴史は、魅力的な一杯に込められた数千年にも及ぶ物語となっています。

そこで、今回は、ラーメンの起源から日本での普及、現代の進化に至るまで、ラーメンの歴史を深堀りしてみましょう。

 

目次

1.起源と中国からの伝来

2.日本での普及と進化

3.戦後とラーメンブーム

4.現代のラーメン文化と進化

 

1.起源と中国からの伝来

ラーメンの歴史は、中国にその起源があります。もともとは麺料理である「ラーメン」は、約4000年以上前の中国で生まれました。

ラーメンのルーツは、中国の麺料理である「麺(めん)」にさかのぼります。中国では、小麦粉を主成分とした麺が古くから食べられており、さまざまなバリエーションが存在していました。その中で、中華麺と呼ばれるストレートな麺が特に有名で、ラーメンのベースとなりました。

麺料理の中でも、特に重要な役割を果たしたのが、中国の「ラーメン(拉麺)」です。ラーメンは、17世紀頃に中国の福建省や広東省で誕生しました。伝承によれば、福建省の海岸地域で船員たちが食べる手軽な麺料理として生まれたと言われています。

18世紀には、中国の清朝時代の皇帝の好物として広まり、一般庶民にも広まっていきました。その後、19世紀には福建省から上海、北京などの都市部に広まり、さらに日本に伝わることとなります。

 

2.日本での普及と進化

日本へのラーメンの伝来は、明治時代末期から大正時代にかけてのことです。当時、日本では中華料理が流行し、横浜や神戸などの港町で外国人向けの中華料理店が開業されました。

こうした中で、日本人の間でもラーメンが人気を集めるようになりました。1923年には、東京の神田神保町に「中華そば軒」というラーメン専門店がオープンし、本格的なラーメンが提供されるようになりました。

その後、ラーメンは各地で進化し、地域ごとに独自のスタイルが生まれていきました。東京スタイルの醤油ラーメン、札幌スタイルの味噌ラーメン、博多スタイルの豚骨ラーメンなど、それぞれの地域で愛される味わいが確立されました。

 

3.戦後とラーメンブーム

第二次世界大戦後の日本では、食糧事情が厳しくなりました。その中でラーメンは、手軽でボリュームのある食事として庶民に支持されました。

1950年代に入ると、ラーメンブームが巻き起こります。戦後復興の中で生まれた屋台や食堂でのラーメン提供が増え、人々の舌を掴みました。また、インスタントラーメンの登場もラーメンの普及に大きな役割を果たしました。インスタントラーメンは、手軽に調理できることから多くの人々に親しまれ、ラーメンの認知度を一気に広げました。

 

4.現代のラーメン文化と進化

現代の日本では、ラーメンは一大食文化となり、多様なスタイルやバリエーションが存在しています。

様々なスタイルや味わいを提供するラーメン店が全国に広がっています。伝統的なスタイルから、新しいアレンジや融合料理まで、多彩な選択肢があります。

また、一杯のラーメンを提供するだけでなく、食材やスープのこだわり、トッピングの組み合わせなど、ラーメン店はエンターテイメント性を追求しています。ラーメンの製造工程を見せる店舗や、食べ歩きのイベントなども人気です。

 

5.まとめ

今回は、ラーメンの起源から日本での普及、現代の進化に至るまで、ラーメンの歴史を深堀りしました。

菅野製麺所ではスープに合わせてオリジナルの麺を提供することも可能です。少量注文にも対応しておりますので、まずはサンプルからお試しください。開業を考えている、または新しいメニューを考えているというオーナー様と共に、麺を追求していきます。
株式会社菅野製麺所とカンノの麺をよろしくお願い致します。

公式サイト
http://www.kannoseimen.com/