最近ではつけ麺の人気が加熱し、ラーメン屋さんでも定番メニューとなっているところが多くあり、つけ麺専門店もあります。温かい麺もあれば冷えた麺もあり、お店によってこだわりがあります。今回はつけ麺についてみていきましょう。
■つけ麺の存在意義
中華麺を使った代表的な料理といえば、いうまでもなくラーメンであり、今では国民食的なイメージを持つまでの存在となっています。一方、つけ麺は乱暴にいってしまえば、ラーメンの麺とスープを分けたラーメンの変化球的な存在といえます。
ラーメン好きの方からすれば、なぜそんな面倒なことをするのか疑問に感じるかも知れませんが、ラーメンでは成立することのできない利点を補える中華麺の提供方法として、つけ麺の存在価値があります。
◎利点1:麺が伸びない
中華麺に限らず麺類というのは、適切な水分量を与えることが、そのおいしさを引き出すために必要な技術となってきますが、ラーメンは常にスープの中に中華麺すべてが入ってしまうため、時間経過と共に最適な水分量をどうしても超えてしまいます。
一方、つけ麺であれば、ゆであがる段階で最適な水分量を与えた状態を作りしたあと、その状態をキープすることが容易であるため、中華麺のおいしさがベストな状態を維持しやすいというわけです。
◎利点2:新たな客層を得やすい
古くから通常のラーメンを好む方の多くは男性でした。これはラーメンがそもそも短時間で食事を終わらせることのできる料理でもあることが関わっているのですが、結果として熱いスープに浮かんだ中華麺を味わいたくても、そのスピードについていけない女性から敬遠される結果につながっていたといえるでしょう。
つけ麺ブームの到来は、そういった理由から食事の選択肢としてラーメンを避けていた女性を集客につなげるきっかけとなったといってもいいでしょう。
■つけ麺を生かすのもスープである
こういった利点は精魂込めて生み出したスープの価値を、中華麺を生かすために犠牲にするものと捉える方もいることでしよう。しかし、これはラーメン店をさらに大きくするために選択できるチャンスでもあります。
つけ麺は確かに中華麺の味を楽しむために適したメニューではありますが、そのおいしさを生かすも殺すもやはりスープであることは間違いありません。
中華麺のおいしさを引き出すため、新たになつけ麺用スープを作り上げることは、お店の経営にとって新たなチャレンジとなりますが、その先にある新しいファンを獲得するといったゴールを目指していくことが、選ばれ生き残っていくラーメ店になるために必要なことなのではないでしょうか。
現在、菅野製麺所の麺は東北から九州まで、1,300ヵ所の店舗で使われています。冷蔵車両を自社保有していますので、関東一円へは自社配送を行っておりますし、発送であれば日本全国注文を承ります。
少量注文にも対応しております。必要な時に必要なだけ、こだわりの麺をお届けします。お気軽にご相談ください。
公式サイト
http://www.kannoseimen.com/