新店を開業する際様々な準備が必要になってきます。その中でも今回お店の顔ともいえる「看板」について新店開業前の「看板」作成のポイント、注意点などについてまとめてみました。参考にしてください。
【まずチェックしたいルール】
看板はどんなものでも自由に設置できるというわけではありません。
各自治体の条例や「景観形成特別地区」では看板を設置するにあたり守るべきルールが存在しています。
なので開業前に各自治体の条例などを確認しておく必要があります。
例えば東京都の場合、「東京都屋外広告物条例」などで設置する看板についての制限など細かく取り決めがなされています。
また景観について47都道府県の中でも特に厳しい京都では看板の「大きさ」「色」に限らず「照明」などについても規制があります。
各自治体の中で看板についてどういった取り決めがあるのか事前に把握しておきましょう。
【より良い看板とは何か】
ここでは以下4つのポイントを紹介します。
①店の雰囲気に合わせる
派手で目立てばよいという考えでは良い看板は作れません。
店のコンセプトやターゲットに合わせた「その店らしい」看板にすることが大切です。
店のイメージ、訴求したい顧客層など改めて確認して看板作りに入りましょう。
②業態を分かりやすく
パッと見て何のお店なのか、何を売りにしているのか分からないと看板としての役目を果たしていないことになります。街を歩く人に分かりやすく、簡潔に何のお店なのか知ってもらえる看板にしましょう。
③文字の見やすさ
フォントや文字と文字の間隔などに注意しましょう。またまれに文字の並びが複雑な看板などもありますが、すぐに読めない看板は失格です。店の名前なのか「売り」について書かれているのか見やすく作成していきましょう。
④文字以外のイラストを使う
店の「売り」を言葉にして看板に表示するのも良いですが、イラストなどにするともっとダイレクトに伝わりやすくなります。看板のデザイン、アイコンなど店のコンセプトに合ったイメージのものにしましょう。
【まとめ】
いかがでしたか?店の看板はお客さんからしたら最初に目に飛び込む大切なメッセージとも言えます。
また看板を作成するにあたっては街の景観を崩したり、周囲の公共物などとミスマッチ過ぎてもいけません。
奇抜過ぎずかといって店の特徴を殺しすぎない丁度よい看板ができたらよいでしょう。
また今回触れられませんでしたが看板の設置場所も重要です。いろいろな角度から見て「ちゃんとお客さんの目に届くか」などチェックして設置場所も決めましょう。