生パスタは、いろいろな調理法で楽しめます。同じようにカレーもいろいろな材料や調理法と合います。日本のカレー専門店のトッピングの種類の多さにビックリするくらいです。今回は、生パスタとカレーの相性について紹介しましょう。
カレーの魅力
日本人は、家庭によって味付けは異なるのですが、どこの家庭でもカレーを食べる事が当たり前のようになっています。レストランなどの外食で選ぶのに困ったら、「カレーライス」なんてこともあります。仕方なく選んでいるように思えますが、決して嫌ではなくむしろ「カレー」が食べたいのです。それ位、日本人とカレーの関係性は、強いものを感じます。
カレーはもともと、インドの香辛料を使った料理全般の事を指すもので、調理方法ではなかったのですが、明治時代にイギリス人がカレーパウダーを日本に持ち込みました。日本で小麦粉を混ぜ合わせてカレーのルーが作られ、日本人向けにアレンジしたものがカレーとして広まっていったのです。
日本で食べられるカレーは、日本風の洋食カレーと英国風のカレー、そしてスパイスにこだわりをみせるインドカレーと、お蕎麦屋さんで作られる出汁や蕎麦つゆを混ぜた和風カレーです。どれもそれぞれの美味しさがあり、選ぶのに困るほどです。
生パスタとカレーの組み合わせ
生パスタは比較的何にでも合うので、調理方法や素材の選択に困る事はありません。それはカレーにも同じ事が言えます。カレーの作り方によっても生パスタの味わいが異なるし、生パスタの種類によっても、組み合わせは多すぎるほどです。
スパイシーカレーと生パスタ
スパイシーカレーは香辛料によってカレーの味が勝ってしまいます。そのため、根菜類や鶏肉、魚介類などいろいろな食材と生パスタのもっちりした歯ごたえを楽しみながら、風味豊かな香辛料の味わいを楽しむことができます。
洋食カレーと生パスタ
カレースパゲティーは主に、喫茶店などのメニューとして、ナポリタンなどと共にメニューに出すお店がありました。ゆでたパスタを油などで炒めてチキンカレーやポークカレーをかけるだけの場所も多く、学校給食を思い出すようなイメージですが、単純に美味しいのです。慣れ親しんだ味と言えます。
英国風カレーと生パスタ
英国風のカレーは、グレイビー・ソースのように肉汁やブイヨンをベースとしたカレーなので、どちらかと言うとソースに近いです。チキンやビーフなどの大粒の肉料理と一緒に食すると、カレーソースの濃さが気になりません。生パスタも歯ごたえがあるので、がっつり食したい料理としてお勧めです。英国風といえども日本で作られたカレーです。
和風カレーと生パスタ
お蕎麦屋さんなどで出てくるような和風カレーは、出汁の風味が効いていて、普通のカレーとは違ったおいしさがあります。フィットチーネのような平麺だと、スープ・パスタのように美味しくいただけ、口に中で和風の風味が広がります。
カレー風味のクリームソースと生パスタ
カレーのルーに牛乳や生クリームを加えるだけで、あっさりとしたカレー風味のクリームソースが出来上がります。辛いのが苦手な人はマイルドな味わいを楽しむ事が出来ますし、チーズを加える事で、味付けの濃度をチーズの味わいと共に増してくれます。
まとめ
カレーだけだと他の素材に勝ちすぎる事がありますが、生パスタと使用するカレーソースの調理によって、適度なバランスを取る事が出来ます。カレーと生パスタは、単独でも美味しいのですが、組み合わせによる一工夫で日本人に馴染み深い最強の料理が出来るはずです。
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