細麺タイプの生パスタに適した調理法とは?

乾燥および生の区別を問わず、種類や形状のバリエーションに富むパスタ。麺タイプのロングパスタを見ても太さによって様々な種類があり、その長所を最大限に引き出すための調理法にもそれぞれ違いがあるのです。今回は、細麺タイプのロングパスタに適した調理法について見ていきたいと思います。

ロングパスタの種類

板状のラザーニェ、短い筒形のマッケローニ、耳たぶのような形をしたオレッキエッテ等、パスタの形状は実に様々。しかし、最もポピュラーな種類は麺状のロングパスタと言えるでしょう。一口にロングパスタと言ってもその太さにより様々な種類があり、それによって適した調理法も変わってきます。

代表的なロングパスタのうち太麺タイプに当たるものとして、まずヴェルミチェッリが挙げられます。麺の直径は約2.1~2.2mm。モチモチした食感が特徴であり、主に味が濃厚なタイプもしくはとろみが効いて、麺に絡みやすいタイプのパスタソースとは抜群の相性と言えるでしょう。

通常の太さのロングパスタで代表格に相当するものは、おそらく全てのパスタの中での代表格とも言えるスパゲッティ系で間違いないでしょう。麺の直径は2.0mm以上から1.6mmまでと比較的幅が広く、トマトソース系やカルボナーラ系を始め、やや重いタイプや幾分あっさりした味付けにも対応できる使い勝手の良い種類と考えて間違いありません。

パスタにおいて細麺系に該当する部類は、麺の直径が1.5mm以下のものと考えて宜しいでしょう。その代表的なものとして、フェデリーニおよびカペッリーニが挙げられます。

細麺系パスタの特徴とその調理法

フェデリーニとカペッリーニそれぞれについて、特徴と料理法を見ていきましょう。

フェデリーニ

その語源には「糸」もしくは「薄い」等の意味があり、それが示す通り麺の直径は1.4~1.5mmと通常タイプのスパゲッティ系を下回ります。茹で時間は、乾燥パスタでは5~6分。乾燥パスタより茹で時間が短くなるのが常である生パスタでは約2~2.5分が標準的です。

細麺のため味が馴染みやすく、あっさりした味付けや風味を活かした薄味のパスタソースに良く合います。軽い味付けのオイル系パスタや冷製パスタなどに適合したタイプと考えて差し支えありません。

カペッリーニ

「髪の毛」が語源とされるほど、その細さに特徴のある細麺系パスタです。その直径は1.3mm以下。中には1.0mmを下回る品種も存在します。茹で時間は、乾麺パスタでは2分未満。生パスタではさらに短く1分30秒ほどが妥当です。特に細い品種に関しては茹で時間に注意が必要であり、長く茹でてしまうと麺がグズグズになってしまう恐れがあります。

細さゆえ非常に味が馴染みやすく、濃厚でこってりした味付けは避けるべきと言えるでしょう。その逆のあっさりした味付けにおいては持てる長所を十二分に発揮します。冷製パスタに最適であり、コンソメ系などのあっさりしたタイプのスープに具材として用いるのも宜しいでしょう。

まとめ

以上のように、細いタイプのロングパスタには、主にフェデリーニとカペッリーニがあり、これらに適した調理法として、あっさりした味付けや冷製パスタなどが挙げられることを確認してまいりました。

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