GI値という物をご存じでしょうか? これは、グリセミック・インデックス(Glycemic Index)の略称で、食後の血糖値の上昇率を数値化した値です。今回はこのGI値と生パスタとの関係について解説します。
GI値が高いとどうなる?
GI値が高い食品とは、すなわちそれを食べると血糖値が上昇し、体内でインスリンが過剰に分泌されることを意味します。対してGI値が低い食品では、摂取しても血糖値の上昇は緩やかでインスリンの分泌も抑えられます。インスリン値が高いと体内に脂肪を蓄えやすくなってしまうので注意が必要です。
意外!? パスタのGI値はお米より低い
このGI値を代表的な穀物で比較すると、精白米がGI値88、うどんがGI値85と意外にも日本食の主食のGI値はかなり高く、次いで食パンがGI値70、それに対してパスタのGI値はなんと65と驚くほど低いのです。
パスタの原料はデュラムセモリナという小麦粉の一種ですが、これは通常の小麦や白米よりもゆっくりと消化されるため、血糖値が上がりにくいのです。
また、パスタにはタンパク質とカルシウム、ビタミン、鉄分、そして食物繊維が多く含まれており、ダイエット時に不足しがちな栄養素を摂取できるだけでなく、体内の脂肪を排出するのを手伝ってくれます。
とはいえ、炭水化物である
パスタは白米やパンに比べて太りにくいという事が解って頂けたと思いますが、そうは言ってもやはり炭水化物、食べ過ぎは良くありません。そこで、おすすめなのが、血糖値を上げないパスタの食べ方です。
サラダorスープを食べよう
ダイエット中の方にパスタを勧めるときは、単品ではなく、サラダかスープをセットにしましょう。パスタを食べる前にそれらを食べる事で、糖質の吸収を緩やかにすることが出来ます。
パスタソースにこだわろう
ダイエットを意識しているお客様に対しては、カルボナーラやクリームソースなど、生クリームが入っている物よりも、食物繊維豊富で健康成分リコピンを含んでいるトマトベースのソースが掛かったパスタか、ペペロンチーノなどオイルベースのメニューをお勧めしましょう。
パスタの具材にも注意
GI値を比較して、ご飯ではなくパスタを選んでくれるお客様なら、健康志向の人が多いと思います。できるだけベーコンなどの肉類ではなく、魚介類か、もしくは野菜やキノコを具材として使っているメニューを提案してみましょう。
まとめ
今回は血糖値の上昇率を数値化したGI値とパスタの関係についてお伝えしました。GI値が高い食品は血糖値が上昇しやすく、体内でインスリンが過剰に分泌されることなどについてご理解いただけたでしょう。
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