生パスタは小麦粉を原料としますが、デュラム小麦という種類が最も良質であると言われています。今回はその特徴などに触れ、デュラム小麦を使用したオリジナル麺の開発について解説いたします。
生パスタに適した小麦
生パスタの原料は主に小麦粉であり、デュラム小麦と呼ばれるもののセモリナ(粗挽き粉)が最も良質であると言われます。パンやうどんもやはり小麦粉を主原料としますが、適した種類はパスタの場合とは違います。
原産地であるイタリアでは、乾燥パスタの製麺にはデュラム小麦セモリナ粉を使用するよう、生産者に法律で義務づけています。また製造工程としては、小麦粉に水や卵などを加えることになりますが、この配分が完成した麺の味や特性を決定づけるのです。
デュラム小麦とは?
「デュラム」とはラテン語で「硬い」を意味する言葉の英語読みであり、デュラム小麦は「マカロニ小麦」とも呼ばれます。乾燥・高温の気候に適しているため、地中海の沿岸や北アフリカ、中央アジアなどで栽培されています。
タンパク質を多く含む一方で粘り気が少なく、マカロニやスパゲッティなどのパスタに使用されます。日本でもレストランから個人までファンが多く、製麺所や食品メーカーでも愛用されている種類になります。
ファンの多いデュラム小麦
先に述べた通り、パスタ好きにはデュラム小麦のファンが多く、わざわざ原産地から取り寄せて製麺する業者も少なくありません。自家製にしても製麺所への委託にしても、このデュラム小麦を使用して、独自のオリジナル麺の開発が行われているのです。
オリジナル麺の開発は特有の味を引き出せるだけではなく、多店舗と差別化を図ることにもつながります。生産地と協定して小麦そのものから開発することもでき、さらなる味の追及が加速しております。これもやはり、より差別化を図ることにも寄与することが可能です。
オリジナル生パスタのすすめ
オリジナル麺を開発したいのは山々ですが、原産地まで足を運ぶとなるとなかなかたいへんです。しかし今では、製麺所と協力関係を結ぶことで、それが可能となるのです。業者を媒介することで、店舗独自の生パスタを開発できるというわけです。
製麺所は専門の知識やノウハウ、さらには製麺に特化した専用の機械・機器も持っています。業者とタッグを組むことで、低コストで安全にオリジナル麺を手に入れることができるのです。
オリジナル麺を作ることの意義
長引くコロナ禍により、多くの飲食業が悲鳴を上げています。一方でそれを打破するには、独自性やオリジナリティを持たせることが重要であるとも叫ばれています。低リスクで始めることのできるオリジナル麺の開発は、いまの時代に即していると言うことができます。
まとめ
生パスタの原料に触れ、それを用いたオリジナル麺の開発に言及いたしました。コロナ禍でオリジナルコンテンツの開発やライバルとの差別化が叫ばれる中、こういった取り組みはとても有益なものになるでしょう。ぜひチャレンジしてみてください。
菅野製麺所ではスープに合わせてオリジナルの麺を提供することも可能です。少量注文にも対応しておりますので、まずはサンプルからお試しください。開業を考えている、または新しいメニューを考えているというオーナー様と共に、麺を追求していきます。
株式会社菅野製麺所とカンノの麺をよろしくお願い致します。