製麺所で作る生パスタと乾燥パスタの違いとは

パスタ人気は、定着したと言っても良いほど国内でのパスタの需要は伸びています。そこにはご家庭でも調理しやすいといった点も見逃せない要因であると思います。更に近年、生パスタの普及により、一層多くの方が、パスタを楽しんでいらっしゃるようです。今回はパスタの中でも生パスタに注目してみましょう。

パスタとは

ひと昔前までは、パスタと言えば乾燥パスタが主流でした。乾燥パスタの起源は15世紀頃(諸説あり)には既に普及していたと言われています。乾燥パスタは長期保存が出来る事から普及したと言われているのが一般的な認識です。

その後、乾燥パスタはパスタの代名詞となるほど普及し、それに伴い乾燥パスタの定義も一般的に定められました。乾燥パスタに使用する小麦粉は、デュラムセモリナ粉100%出なければならないといった決まりが出来るほど、厳格に管理され保護されてきたのです。

更に付け加えるならば、乾燥パスタは、デュラムセモリナ粉と水のみで作られなければならないと定められています。それほどイタリアではパスタが国民食として受け入れられ誇りを持っていると言えるのではないでしょうか。

乾燥パスタの作り方も簡単です、デュラムセモリナ粉と水をよく混ぜる・器材を用いて押し出して形を成型し乾燥させる。以上が全行程です。その際に寝かせる(乾燥)工程が長ければ長いほどパスタは高級品とされています。

生パスタ

お気づきになった方もいらっしゃるかと思いますが、生パスタは乾燥パスタ以前から作られていたのです。ただ手間がかかることや、日持ちがしないなどの理由から乾麺に押され気味だったようです。

しかし、生パスタには乾麺にない特徴が多く存在します。デュラムセモリナ粉でなければならないといった縛りもなく、お好みの固さや形なども自由ですし、その食感はモチモチとした歯ごたえと、麺への味付けなどで風味豊かなパスタが出来上がります。

仕込みには少し時間が要しますが、調理時間は乾麺と比べると約半分くらいで仕上げられるのも魅力です。近年ではこの生パスタをメインに提供する店舗も増えてきており、店舗での生パスタの普及は、製麺所にも刺激を与え、生パスタを提供する製麺所が増えています。

製麺所で作られる生パスタは、なんといってもそのクオリティの高さにあります。一年を通じた温度・湿度管理など一店舗では難しい管理も完璧です。また製造において独自のオリジナリティを作り出す事にも協力的な製麺所もございます。

なんといっても製麺所に生パスタの製造を依頼する大きなメリットは、フードロスに大きく貢献できることではないでしょうか、必要な時に必要な分量を発注できるメリットは、計り知れないほど大きなメリットとなります。

まとめ

生パスタは、専門店だけのものではない時代です。スーパーなどで販売されている冷凍パスタにも使われ始めているパスタも生パスタです。いまでは身近にある生パスタに触れる機会はどんどん広まっております。

ご家庭でも一から作る楽しみや、専門店で味わう本格的な生パスタです。乾麺とはまた一味違う楽しみ方をお試しください。

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