生パスタの茹で時間は何分がベスト?

生パスタの起源には諸説ありますが、古代ローマよりイタリアを中心に世界中に広がったとされています。日本国内では幕末に紹介され、戦後は和風レシピが開発されるくらい大人気となりました。国民食となった生パスタの概要を中心に最適な茹で時間等を解説していきます。

乾燥パスタと生パスタの違い

家庭で一般的に普及しているパスタと言えば、硬い麺で長期保存ができる「乾燥パスタ」です。乾燥パスタは15世紀のイタリアで誕生したとされており、セモリナ粉を使用する事で長期保存が可能となっています。乾燥パスタは湿気が多い環境では品質が落ちてしまいます。

一方で「生パスタ」はセモリナ粉の代わりにパン用の小麦粉を使用し、卵と薄力粉を加えて練った物が主流となります。乾燥させないので食材の風味が際立つ特徴があり、作り手次第で風味が変わることもあります。

生パスタの種類

生パスタと一言で言っても種類がたくさんあります。3種類の代表的な生パスタとして、生フェットチーネ・生ペンネ・生スパゲッティがあります。1つ1つを紹介しながら、それぞれの特徴と最適な茹で時間を解説します。

生フェットチーネ

フェットチーネは平打ち麺の代表格と言われており、イタリア語では小さなリボンという意味になります。基本的には硬質の小麦粉を使用しており、卵と水を入れて練ったあとは平たくして切り分けます。例外として軟質の小麦粉を使う場合もあります。

茹で時間の目安として3分10秒から3分35秒がベストです。平たい麺なので麺同士がくっつきやすく、茹でている間はまめにほぐす事で綺麗に茹で上がります。エクストラヴァージンオイルを少量追加して茹でると、麺同士のくっつき防止と風味が豊かになります。

生ペンネ

ペンネの名前の由来はその見た目通り、イタリア語で「ペン」から来ています。ショートパスタに分類されています。表面にある筋にソースが馴染みやすく、スープ・グラタン・サラダなど別の料理に混ぜて使う事もできます。

茹で時間の目安として1分50秒から2分10秒がベストとなります。ショートパスタの生麺なので茹で時間も非常に短く、ちょっとした料理に最適です。茹でる時にお湯に対して塩を1%入れる事で、ソースと絡める時に水分でソースが薄まるのを防止できます。

生スパゲッティ

国内で最も馴染みのあるパスタの種類であり、ロングパスタの代表格となります。断面の直径が2.0mm前後の麺の事をスパゲッティと定義しており、この大きさ以外は別のパスタとして15種類あるとされています。どんなソースにも合う滑らかな表面が特徴的です。

茹で時間の目安は2分から2分20秒が最適です。1食あたり1.5リットルのお湯で茹でると、モチっとした小麦の風味を味わう事ができます。茹でる際は麺をほぐして、オリーブオイルを小さじ1ほど加えるとくっつき防止になります。

まとめ

生パスタにはたくさんの種類があり、茹で時間も生パスタの種類によって大きく変わります。新鮮な生パスタだからこそ茹でる時のちょっとした工夫で、食材や調味料の風味を味わう事ができます。生パスタは新鮮なので茹でる時間や茹で方がとても大切となります。

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