「惣菜」と「総菜」の違いと「そうざい」の変遷

「そうざい」というと、「惣菜」なのかそれとも「総菜」なのか、二つの書き方で何が違うのかよく知られていないと思います。今回は「惣菜」と「総菜」の違いについて紹介してみたいと思います。

混同されやすい「惣菜」と「総菜」

スーパーなどの小売店に行ったときは、たいてい「総菜コーナー」と書かれています。一方で、ネットやメディアでレシピなどが紹介されるとき、「惣菜」と書かれるケースも目にしたことがあるでしょう。この二つの書き方には、いったいどんな違いがあるのでしょうか。

結論から先に言ってしまうと、「本来はどちらも同じ意味」なのです。常用漢字が制定されたとき、「惣」の字は旧字体として扱われ、「総」に取って代わられたのです。

一般に、「そうざい」というと「惣菜」をイメージしますから、これは旧字体の方に親しみがあるという、珍しいケースであると言うことができます。

「そうざい」とはどんな意味なのか?

国語的な解釈になりますが、「そうざい」とは本来、ご飯のようにメインとなる主食に対して、副食としての「おかず」の総称という意味合いです。スーパーなどで手に入るコロッケやトンカツなどは、まさにそれです。

「ご飯のお供になる食べ物」と広いニュアンスで捉えることができます。現在は「総菜」となりましたが、旧字体の「惣菜」でも間違っているということではありませんし、実際に今も使われているのです。

そうざいの歴史的な変化

「惣菜」と「総菜」は、単に言葉が変化しただけのようにも思えます。しかし、歴史的に「そうざい」の内容も変化、というよりも「進化」してきたことは事実です。素材の種類はもちろん、調理のバリエーションも増えました。

異なる食材、あるいはエッセンスを組み合わせ、現代風に生まれ変わったそうざいも多数存在します。特にコンビニでは、いかにも目を引いてしまうようなセンスの良いそうざいが、続々と新商品として発表されています。

いかに消費者に興味を持ってもらうか、そんな着眼点から、今日でもそうざいのアップデートはなされているのです。

ネットの普及でそうざいがさらに進化

インターネットがあるのが当たり前になったことで、企業や個人が自社オリジナルのそうざいを販売するケースも珍しくなくなりました。ネット上では他業者と差別化を図った独創的・個性的な商品を購入することができます。

食べ比べをするのも面白いですし、家族や友人などに紹介してみるのも楽しいでしょう。言葉だけの意味ではなく、そうざいがどう変化しているかを、実際に肌で感じてみてはいかがでしょうか。

まとめ

「惣菜」と「総菜」の言葉の違いから、「そうざい」がどう進化を遂げたのかを紹介いたしました。店舗やネットで商品を購入してみて、そうざいが持つ歴史の重厚さを味わってみてはいかがでしょうか。

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