パスタ専門店に訪れるお客様は、ご家庭では再現できない味と質を求めて来店される方も少なくありません。そんなニーズにお応えできるのが生パスタを用いたメニューです。製麺所の生パスタを利用することで、コストを抑えながらお客様のご期待に沿う提供が可能となります。
乾燥パスタと生パスタの相違点
主にイタリア料理において、麺料理全般を意味するパスタ。そこで用いられる麺は、乾燥パスタと生パスタの2種に大別されます。
ご家庭で食材に使用される機会も多い乾燥パスタ。主にデュラムセモリナという特定の品種の小麦粉を原料とし、形成後に乾燥処理を施すことで長期保存にも耐えられるタイプのパスタです。
一方の生パスタは、生地を形成した後、乾燥させずに茹でて調理されるタイプを指します。デュラムセモリナ以外の小麦粉も使用でき、オリーブオイルや卵など、生地に混ぜる他材料について変化をつけることも可能です。そのため、麺自体の風味や食感などにレパートリーを見出すことができます。
パスタ料理の美味しさにより深みをプラスできる生パスタですが、調理後長い時間が経過してしまうと麺が伸び、味が落ちてしまうという欠点もあります。お店で提供する際には、早めにお客様にお出しすることに重点を置くべきと言えるでしょう。
自家製生パスタ提供の難しさ
比較的手軽な乾燥パスタとは異なり、より本格的なパスタ料理作りに適しているのが生パスタと言えます。しかし、生パスタをお店で手作りするのは、あらゆる面で困難が伴うと言わざるを得ません。
各種、パスタソースにマッチさせるための原材料の変化。生地形成の前段階である熟成における温度管理。スパゲティなどのロングパスタに留まらない、多種多様な生地形成への対応。これら一つ一つをこなしていくだけでも、大変な時間・労力・設備や人的なコストを費やすことが予想されるわけです。
そういった麺製造に掛かる難点を回避する有効手段としてお勧めできるのが、製麺所で造られた生パスタの使用です。
製麺所生パスタ活用のメリット
製麺所における製品の品質は、今やお店で提供してもお客様から充分に満足いただける水準にまで高まっています。大手チェーン店や有名店においても、製麺所から麺の供給を受けているケースが一般的です。そういった現状における実績から、味やクオリティに関して何ら問題はないと言って過言ではありません。
また老舗の製麺所によっては、既存の商品ラインナップのみならず、お店独自のオリジナル麺を作り出したいという要望にもお応えしています。麺におけるプロである老舗には、長年に渡るノウハウが蓄積されています。そういった製麺所にオリジナル麺の製作を依頼することで、お店単独で考案するよりも高いクオリティを見出すことが期待できるわけです。
まとめ
以上のように、生パスタメニューをお店で提供する際に、製麺所取り寄せの生パスタ使用で大きなメリットが見出せることを確認してまいりました。スタンダードな麺を希望されるケース、お店独自のオリジナル麺をお求めのケース、いずれにおいても、製麺所の利用が大きな助力になると言えます。
菅野製麺所ではスープに合わせてオリジナルの麺を提供することも可能です。少量注文にも対応しておりますので、まずはサンプルからお試しください。開業を考えている、または新しいメニューを考えているというオーナー様と共に、麺を追求していきます。
株式会社菅野製麺所とカンノの麺をよろしくお願い致します。