わかりやすくFSSC22000を、説明すると、国際規格の基準を満たした世界に通用する食品安全の為の認証制度になっています。ISO22000の内容に対して追加要求事項を行う事で、FSSC22000に対する理解を深める事ができるのです。
FSSC22000 追加要求事項の内容とは
2019年5月に発表された 第5.0版 PartⅡによるものです。
1.サービスの管理について
食品安全性の検証や妥当性確認の為に、外部による検査機関を使用する場合は、試験方法に対して妥当性が確認されている事と、正確な試験結果を出す事ができる検査機関に依頼する事を最善の方法として使用するとされています。
2.製品ラベルの表示について
販売を行う国に対して、最終製品が適用されるすべての食品安全性については、法的および規制要求を確実に表示したラベルでなければなりません。
3.食品防御について
〇「脅威の評価」は、組織として、潜在的な脅威を特定する事で、評価する為の脅威評価を示す事です。
〇重大な脅威に対しては、緩和策を講じて、実施をする必要があります。
〇「計画」としては、「食品安全マネジメントシステム」=FSMSの範囲で、その工程において製品に対する緩和策について明確にした文書を食品防御計画として採用する事です。
〇FSMSによる計画は、適用される法律を順守し適宜更新する必要があります。
4.食品偽装の削減について
〇組織が、潜在的な脆弱性を特定する事で、「脆弱性の評価」による食品偽装に対する評価を行う事です。
〇重大な脆弱性に対する緩和策が必要となり、計画して実施をする事です。
〇「計画」としては、組織はFSMSの指定した範囲内で、プロセスと製品を対象とした緩和策を文書化して明記する事で、食品偽装軽減の為の計画とします。
〇FSMSに指示された計画は、適用される法律を順守し適宜更新する必要があります。
5.ロゴの使用について
〇認証された組織や、研修組織においては、印刷物を対象として、Web サイトや、宣伝資料などのマーケティング活動に限り、FSSC22000が認定したロゴの仕様が認められます。
〇ロゴを使用する場合、組織は以下の仕様を順守する必要があります。
白黒のロゴの使用は、すべてのテキストとイメージが白黒の場合に認可します。
〇認証機関はFSSC22000のロゴの禁止について、製品や製品ラベル、パッケージ、その他において、FSSC22000が製品、プロセスまたはサービスを承認していると暗示する事を禁じます。
6.アレルゲンの管理について
〇アレルゲン管理計画の保持や実施には、アレルゲンの交差汚染の可能性のある事に対応するリスク評価が必要です。
〇管理手段としては、交差汚染のリスクを低減または取り除く必要を示します。
7.データを記録する環境モニタリング
〇リスクに基づく環境モニタリングプログラムの保持を実施します。
〇製造環境の汚染防止を、管理の有効性を評価する手順などを文書化し、存在する微生物学的およびアレルギー管理の評価を含める事です。
〇定期的な傾向分析を含むモニタリング活動のデータを記録する事です。
8.製品の配合
動物の健康に悪影響を与える可能性がある成分に対して、組織で管理する為の整備を行います。
9.デリバリーや輸送について
汚染の可能性を最小限に抑える条件下において、組織は、輸送および配達される製品の汚染防御を確実にする事です。
まとめ
FSSC22000もISO22000を包括する内容としています。食品安全に対する追加要求事項は、今後も適宜に更新される事で、新たな脅威に対抗できる手段となって、食の安全が守られるのです。これにより世界的な基準が守られて行くのです。
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