最近は、中華麺の麺弁当を作るレシピが広まっています。一般の人達が上手に作るのですから専門店が本格的に作るとなれば、新しい形のテイクアウト・メニューとして期待が出来ます。今のラーメン店のテイクアウトは、茹でずに生麺とスープを別にして自宅で調理するのが主流です。新しいメニューのヒントになるように麺弁当の記事を紹介しましょう。
中華麺の麺弁当とは
どちらかと言うとつけ麺タイプや冷やしラーメンのタイプで作られています。焼きそばや、油そばなどもあります。変わったメニューでは、ドレッシングを使ったサラダ風ラーメンもあります。
○一般的な盛り付けと作り方
弁当箱の器に茹であげた中華麺を盛り付けてゆで卵や、キュウリの細切りなどの付け合わせを飾り付けて、つけ麺のスープは魔法瓶などに入れて、冷たい濃厚なつけ麺スープを用意します。食べる時に、つけ麺のようにスープにつけて食べるようにするのです。
この時に注意したいのが、麺が伸びたり硬くなったりする恐れがあることです。中華麺は、食べる時間を考えて時間配分して茹で上げます。その後、冷水で洗い流して麺のコシを引き締める事です。それからキッチンペーパーで水分を拭き取ります。水分を取る事で伸びきってしまうのを防ぎます。
また、硬くなったり麺どうしがくっついたりしないようにする工夫とは、常温でも固まらないオリーブ・オイルやゴマ油を少し絡めておいて、麺がくっつかないようにしておきます。
食べる時に便利な盛り付けの工夫としては、一口サイズの大きさで小分けにした方が食べやすくなり食べる量のバランスが同じになり、つけ麺のスープやソースの食べる配分が、わかりやすくなります。やり方としては、少量の麺を、箸やフォークなどで巻き付けるようにして盛り付けると良いです。
子供が食べる場合は、特に気をつけたいものです。麺がひとまとめですと、つかみづらくなったり、こぼしたりと、スープやソースまで飛び散ってしまいます。大人でも一緒です。目分量ですくい上げても意外と量が多くなったりする場合があるのです。小分けにした方が綺麗に食べられるし汚さないで済みます。
中華麺の麺弁当の美味しい工夫
○デンプン質に対する工夫
小麦粉に含まれるデンプン質によって冷えるとくっついてしまう性質があるので、麺の種類によって、茹で時間の工夫も必要です。中華麺やパスタの場合は、少し固めに茹であげた方が良いようです。うどんやそうめんは、時間通りに茹であげます。
○油で絡める時の注意
動物性の脂分は常温では、白く固まってしまうのでバターやベーコンなどの脂分は使わないようにして、オリーブ・オイルや植物性のオイルを使用します。
○盛り付けの注意
最初に一般的な盛り付けで、見た目に綺麗な飾り付けを紹介しましたが、麺のデンプン質の特徴から、水分を含んだ食材と一緒にすると麺がくっついてしまう事になります。見た目も大事ですが、美味しく食べる為の工夫としては、麺と具材は別にした方が良いのです。
○スープやソースをゼリー状にする工夫
スープやつけ麺のつゆを鍋で煮て、寒天やゼラチンを混ぜて作り、冷やしておいてタッパなどで持ち運べば、中華麺を食べる時に、食べ頃の状態にゼリーが溶け出して、スープやソースの役割を果たします。
○保温効果のあるジャーでスープを熱いままに
中華麺の麺弁当は、基本的に冷たいままで召し上がれますが、保温が出来るジャーなどを使う事でスープだけは熱いままで美味しく食べられます。麺を熱くするのは伸びてしまう事や硬くなる場合もあるので、茹であげてから水で洗い流してからコシを残して水分を拭き取り、植物性のオイルでなじませた方がくっつかないで美味しく食べられます。
まとめ
中華麺の麺弁当は、専門店が作るには、まだまだ改良の余地はありそうです。焼きそばや五目そば、油そばなどは、テイクアウトが出来そうですが、冷やしラーメンやつけ麺タイプでの麺弁当を、専門家が作る場合には、アイディアや美味しく食べる工夫が求められる事になります。専門店のメニューに麺弁当が出来る事を期待しましょう。
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