脱サラしていよいよ自分の店を開業する準備が整ったけれど、まだ肝心の屋号を決めていないという事はないでしょうか。
自分の店の名前なので、インパクトの強いものが良いのか、それとも親しみを持ってもらえるものが良いのか、何を基準に選べばよいのか頭を抱えることもあると思います。屋号を決める時に何をポイントにして考えていけばよいか、確認しておきましょう。
何の事業かわかりやすい屋号
屋号を耳にした時に、何の事業なのか連想しやすい名前は有利です。何を顧客に提供し、何の事業を主軸にするのか、名前を見て聞いただけで分かる方が顧客から認知されやすいでしょう。
例えば「固有名詞+サービス名称」といった屋号を考えてみましょう。○○カフェ、○○ラーメンといった付け方で、何のサービスを提供しているか一目瞭然です。
読みやすい名称のほうが親しまれやすい
また、複雑な読みや書きにくい名称は、例えば顧客が待ち合わせ場所に指定する時に言いにくくなります。しかも長すぎる名称や聞きなれない言葉の羅列などは、親しみを持ってもらいにくくなります。
信用性を連想させる名称のほうが安心される
そして個人事業は法人よりも信用性が低いというハンデがあるので、屋号から信用性や規模の大きさを感じさせる事が出来る様にする方法も考えましょう。
例えば○○グループ、オフィス○○、○○事務所、○○商店といった、事業運営の主体を連想させる事ができるネーミングなどが有効です。
屋号に使えない文字に注意!
ただし株式会社や法人であると誤解を招くようなネーミングや、他で商標登録されている、また、他の有名法人やサービスと誤解されるようなネーミングなども付ける事はできません。
既に商標登録されている名前は屋号にできないので、間違って付けてしまうと差止請求や損害賠償請求を受ける可能性もあるので十分注意してください。
屋号に登記は不要!
なお、個人事業主やフリーランスは法人と違って屋号の登記は必要ありませんが、開業届を提出することは必要です。
なお、どうしても屋号を変えたいという場合には多少手間はかかりますが後日変更もできます。
多くの人に親しまれるネーミングの考案を!
自分で考案した屋号候補はネット検索してみるなど、既に同じネーミングが使われていないか確認しておきましょう。
決めた屋号はずっと付き合っていく名前です。色々な場面で自分の店の名前が登場するように、多くの人に周知してもらいやすいネーミングを考えていきましょう。