似ている様で違う二つのことば、『開業』と『開店』。あなたはこの二つの違いを知っていますか? 簡単に説明しますと『開業』とは事業を始めることを指すことばです。一方『開店』とは、新たに”お店”を開くことなので、この二つのことばが指す意味には大きな違いがあります。今回は、飲食店の開業前と開店前に必要なことを簡単におさらいしてみましょう。
■二つのことばの意味
開業と言うことばからは、医師、弁護士、税理士、など”士業”をイメージする人も多い様ですが、その企業が営む事業内容に縛りはありません。”開業とは、始めること”ですので、飲食店を始める時も開業と言う言葉を使います。
”開店とは店を開くこと”なので、既に店舗を一つ持っている会社が、二号店をオープンする時などにも、”〇月〇日、〇〇に〇〇店を開店予定!” などと使います。
■開業前にすること
◎その業界(飲食業界など)の実勢調査
例、一度の外食で使う金額や、外食をする時間帯など
◎開業資金の用意
例、年商の50%など。
◎お店のコンセプトを決める。
例、大人の隠れ家的お店など。
◎お店のメニューを考える。
豚骨ラーメン、チャーシュー麺、きのこクリームパスタなど。
◎事業計画の立案。
例、創業の動機、経営者の略歴、取扱商品/サービス
など。
◎食材や消耗品の仕入れ先の選定・契約。
例、麺はK製麺から取り寄せ、紙ナプキンはD紙業から取り寄せ、など。
※上記の内容プラス、下記の”開店前にすること”全て
■開店前にすること
◎付近の競合店のリサーチ。
例、同業他社の立地、価格、客層など。
◎店舗物件の下見。
例、不動産会社担当者と同行しての内覧、単独での最寄駅からの所要時間確認など。
◎店舗となる建物の賃貸契約。
例、建物を管理している不動産会社と契約。
◎内外装、厨房の設計と施工。
例、専門業者へ依頼。
◎スタッフの募集・選考・採用・教育。
例、求人誌への広告掲載、面接など。
◎関係各所への届け出・免許取得。
例、保健所、消防署への届け出。「食品衛生責任者」、「防火管理者」の資格取得など。
◎看板・広告の設置・配布。
例、専門業者への発注、街頭での配布など。
◎OPEN後を想定したオペレーション。
例、本部スタッフと新たに採用した店舗スタッフでの予行演習など。
■開業と開店を比較しての感想
両者を比較してみてどう思われたでしょうか? 一店舗麺を開店する前(開業前)には、やるべきことがとても多いのですが、一度用意してしまえば、二店舗目からは考えるべきことが少なくなることがお分かりいただけましたでしょうか?
また、食材や消耗品、テーブル、椅子、厨房設備などもですが、仕入れ先を剪定し、複数店舗で使う分を一括注文することでコストダウンにもつながります。このあたりが多数の店舗を展開するチェーン店、フランチャイズ店の強みと言えるでしょう。
■まとめ
菅野製麺では、オリジナリティ溢れる300種類以上の麺を製造しています。お客様の納得いただける麺ときっと出会うことができます。また、少量注文にも対応しております。必要な時に必要なだけ、こだわりの麺をおとどけします。
公式サイト
http://www.kannoseimen.com/