惣菜の冷凍食品はいつまで食べられる?その期限とは?

惣菜の冷凍食品はいつまで食べられる?その期限とは?

冷凍食品の惣菜などに表示されている期限。冷凍食品だけでなく、食品には「消費期限」と「賞味期限」など表示されています。

しかしこれらの表示は何を示すものなのでしょう。表示の意味を正しく理解しておかなければ、美味しさを逃した食べ方をすることになる可能性もありますし、安心して安全に食べることができなくなります。

賞味期限とは何をあらわしている?

賞味期限は定められた方法で保存した場合に、品質保持が十分可能だと認めることができる期限で、例えば缶詰や即席めん類、スナック菓子などに表示されています。

品質の劣化が比較的進みにくい食品であれば、美味しい状態で食べることを可能とする期限が「賞味期限」として表示されます。

期限を超えても品質は保持されていることがあるので食べられないわけではありませんが、後は消費者が自己判断することになります。

消費期限のあらわす期限とは?

対する消費期限の場合、品質が急速に劣化しやすい食品に対するもので、例えば食肉や生魚、弁当、調理パン、生めん類、惣菜などに表示されています。

品質や状態の劣化が急速に進むことが考えられる食品の場合、安全に食べることができる期限として「消費期限」が記載されます。

いずれも未開封の状態の期限

ただしこれらの期限は容器包装を開封していない状態での保存での期限を示していますので、開封した後では異なるという点に注意しましょう。

冷凍食品の期限は?

では冷凍食品の場合はどうでしょう。冷凍食品は品質の劣化が比較的進みにくい食品と言えることから賞味期限で表示されていますが、一般的な期限は製造から1年~1年半程度です。

ただしこの期限は未開封の状態で-18度以下による保存の場合です。店から買って家庭用の冷凍庫に入れた時点で、この-18度以下が保たれている状態であるとは考えにくいでしょう。家庭用の冷蔵庫の場合、扉を一度開ければ温度が復帰するまで30分くらいかかることもあると言われています。

そのため冷凍食品の惣菜などを購入した場合には、できるだけ早めに食べたほうが美味しく味わうことができると言えるでしょう。

賞味期限を過ぎた後の自己判断は?

では賞味期限を過ぎた後で食べる場合、消費期限を過ぎているかどうかはどこで判断すれば良いのでしょう。

例えば冷蔵庫で保存した場合や常温で保存した場合には、劣化により外袋が膨らむことがありますので、この場合は食べないようにしてください。

また、温度変化などで凍結状態が緩んだ場合、食品の水分が表面に出て霜や氷になることがあります。霜が多く付着している物は品質の劣化が考えられるのでこちらも食べないようにしてください。

賞味期限後の自己判断は困難!期限内に食べること!

ただし冷凍庫を開閉することによる温度が変で、冷凍食品の表面に付着していた氷の粒が蒸発して一時的に密封状態の袋が膨らむこともあります。この場合は品質劣化によるものではありませんので食べても良いと言えるでしょう。

このようにいずれも判断が難しく、間違った判断をしてしまったとしてもあくまで自己責任になりますので、必ず記載されている賞味期限を守って食べることが大切です。