冷凍食品を一度解凍してしまった場合、再び冷凍することは可能なのでしょうか。解凍後の再冷凍における危険性などについて、簡単に解説します。また、再度冷凍しても問題がないケースについても併せて見ていきましょう。
冷凍食品の再冷凍について
忙しい時などに便利な冷凍食品ですが、一度解凍されている場合は取り扱いに注意が必要です。基本的に一度解凍した食品に関しては、冷凍し直さない方がよいとされています。再び冷凍すると食品の品質が悪くなるほか、食べた際に食中毒を引き起こす恐れがあります。
特に生の海産物や生のお肉、溶けたアイスクリームなどには注意が必要です。生の海産物や生のお肉においては、食中毒を引き起こす危険性が高くなります。またアイスクリームは味や食感が悪くなり、美味しく食べられない可能性があります。
美味しく安全に食べるには、解凍後に冷凍し直さないことが大切です。
再冷凍が品質劣化と食中毒を招く理由
再冷凍は、食品の品質劣化と食中毒を引き起こすリスクがあります。冷凍食品は通常、マイナス30℃以下の温度で急速冷凍されています。これにより、食品の品質維持が可能となります。
家庭の場合、このような低い温度で急速冷凍することは難しいケースがほとんどです。そのため家庭で再冷凍しても品質維持が難しく、結果的に品質が悪くなってしまいます。また、一度解凍されたものは食中毒の原因となる菌が繁殖しやすくなります。
菌は10℃以上になると繁殖しやすくなり、菌が増えることで食中毒を引き起こす可能性が高くなります。食中毒の原因となる菌は、冷凍しても生きている場合があります。そのため、解凍によって菌が繁殖した食品を再び冷凍するのはとても危険です。
再冷凍が可能な場合もある
基本的に再冷凍はしない方がよいですが、場合によっては問題ないケースもあります。少しだけ溶けている場合や、袋に水滴がついている場合などは問題ないことがほとんどです。また冷蔵庫へ入れてしまった場合においても、冷凍できる可能性があります。
このような場合、冷蔵庫で保存していた時間が短ければ問題ないとされています。ただし冷凍食品の種類や冷蔵庫内の温度にもよるため、食品の状態をよく確認するようにしましょう。また、3時間から4時間程度の停電があった場合においても問題ないとされています。
冷凍庫を開けたり閉めたりしなければ、食品が溶けることはほとんどありません。長時間の停電でなければ、復旧後はそのまま冷凍庫で保存可能です。
まとめ
今回は、冷凍食品の再冷凍についてご紹介しました。再冷凍は、食品の品質劣化や食中毒のリスクを高めることになります。解凍してしまった場合、食品の状態をよく確認して処分するかすぐに使い切るようにしましょう。
菅野製麺所の皮類製造現場は、全国製麺協同組合連合会のHACCP高度化計画の認定を受けていますので、安心して召し上がっていただけます。餃子やシュウマイ、肉まん、あんまんなどの点心を家庭の食卓で楽しめます。こだわりぬいた食材と製法で作られたひと味違う点心をぜひご賞味ください。
株式会社菅野製麺所とカンノの麺をよろしくお願い致します。
