FSSC22000の取り組みが与える影響

FSSC22000は、HACCPだけでは、海外基準に対して不十分ではないかとの、指摘に応えるべく食品安全の取り組みとして、FSSC22000の導入が今後の課題となるでしょう。今回は、FSSC22000の取り組みが与える影響について紹介していきましょう。

■FSSC22000とGFSI承認

食品安全管理の規格が求めるものとして、認証スキーム(枠組みや企画など)をめぐる状況とはどういうものでしょうか。

1-「食品安全対策の必要性」
日本国内の農林水産物の輸出量は、年々増加の傾向を示しています。日本企業の海外で食品製造業も売り上げを伸ばしてきている事に対して、食品安全対策が求められています。日本企業の海外にある製造工場は、アジアを中心とした発展途上国がほとんどです。

日本国内のように、安全管理の面できびしく管理するような食の安全に関しては、無関心といえます。一方、国内の製造業の生産額は、横ばいの状態が続いています。近年の和食ブームの影響で、海外へ進出する食品関連の会社や飲食店も増える傾向にあります。

食品の安全管理を行う為には、世界基準の認証スキームとしてGFSI承認を受ける為の「FSSC22000」が必要とされるのです。これは、国内においてもしかりです。2020年のオリンピックはもとより、海外からの観光客に対して食品の安全規格が、国際基準である必要があるのです。

2-「世界と日本の食品安全の現状」
・日本国内の食料産業は、生産・製造・流通・販売などを通じて、多くの食品事業者が関わってきています。「食品」が消費者の口にするまでには、間に入る事業者の「食品安全」の意識と設備を底上げする取り組みが必要とされています。日本国内での認証スキームに統一性がない為に、今後は食品安全に関する制度の明確化が、日本国内のおけるFSSC22000を含む認証スキームの課題といえます。

・海外の食品安全の取り組みは、食品安全の国際化によって、食品関連の事業に対して、明確な取り組みとして「HACCP」や「ISO22000」と共に、「FSSC22000」を取得していないと取引ができないという形が、すすめられています。食品安全を民間レベルで明確にする事で、科学的な適合や認証制度が重要となっているのです。

3-「海外での国の規制と民間認証」
◎国内の規制
EU(欧州連合)では、EUの規則によるHACCPの義務があり、米国では、Food Safety Modernization Act (FSMA) による HACCP の義務づけで規制がされています。輸出においては、対象となる国の規制に従う事になります。

◎民間認証
民間団体が運営する「第三者認証」として、「FSSC2200」「SQL」「GLOBAL・G・A・P」「ISO22000」「HACCP」などが、存在しています。小売業者や製造業者に対しての食品の安全を、中立的な「第三者による認証」によって、食品安全管理を向上させる事や内外に示す事が必要とされています。

※ヨーロッパや米国において、GFSI(食品等事業者を会員とした国際的な業界団体)が認証したスキームが世界的な広がりを見せています。

■FSSC22000が与える影響

多くの食安全管理がある中で、FSSC22000は、HACCPの前提プログラムを参考にした取り組みに、製品リコールに対する手順を示しています。食品防御やバイオテロリズミに対する追加要求事項として、1クラス上の食品安全管理を実行する事になっています。

食品安全の法改正によって、HACCPが義務化される事で、食品事業に関わる全ての事業者は、取引先の要求に対応できる為には、国際基準のグレードの高いとされています。FSSC22000の取り組みが必然になってくる事が、取引相手だけでなく、消費者に対しても食品の案税を約束する事につながります。

■まとめ

FSSC22000の取り組みが与える影響は、HACCPが義務化になるだけでなく、今後は、流通面や包装に至るまで、生産者から消費者に渡るまでの食品の安全をになう為の、取り組みが必要だという事です。

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