fssc22000追加要求事項について

fssc22000とはまず何かをご説明していきましょう。fssc22000とはISO22000に追加要求事項で更に強化された、食品安全マネジメント・システムの事を指しています。このfssc22000は、国際規格にあたります。

■基本のISO22000

isoとは、International Organization for Standardizationの頭文字のISOと表記されます。日本語で訳しますと(国際標準化機構)で本部はスイスのジュネーブにあります。
目的としましては、国際的に取引を行う際に、その製品やサービスがどの国でも同じ規格で取引が出来るように国際的な基準を設けようと言う事から、全世界165ヶ国(2014年現在)で投票の結果により決まります。

この規格で決められた物で、私達にもなじみの深い物としては、クレジットカードの大きさや、良く目にする物としては非常口を表示する、緑の人のマークなどがなじみ深い物です。
このように物に対して決められている規格は「モノ規格」と呼ばれます。
これに対して、サービスや組織のマネージメントなどを規格するものも存在します。「マネジメント・システム規格」です。

■fssc22000とは

fssc22000は 追加要求事項でISOを補強したもので、食品安全のための食品安全マネジメント・システムです。組織は大きく分けて6つの分類に分かれ、いずれも食品に関するものです。

 ●腐敗しやすい植物性製品
 ●腐敗しやすい動物性製品
 ●腐敗しやすい植物性製品および動物性製品の混合製品
 ●常温保存品
 ●化学製品
 ●梱包資材

以上の6つです。梱包材などは直接もしくは間接的に食材に触れる物です。
規格の狙いは食に関するものを、安全に消費者に提供する事を目的としたマネジメント・システムの構築です。

■fsscの認可を受けるメリット

一番のメリットは、消費者や取引業に与える食の安全を担保しPR出来る事ではないでしょうか。
fsscの認証資格を得る為には、数々の項目においてこれをクリアしなければならないので、これをクリアした事は食の安全に前向きに取り組んでいることをアピールできます。

■ISO・HACCP・fssc

この3つはいずれも食の安全に関する基礎となるものですが、それぞれに規格・基準があります。fsscは他の規格を追加要求事項で更に強化し、より基準項目の実践を明確にしておりますので、購買先の評価選定を分かりやすくしております。

■まとめ

食の安全は世界的に大きなテーマとなって来ました、それに伴い食材の安全も勿論大きな要因で有ります。最近では、一つの食品を製造するにあたり、その食材は多くの地域より集められることも少なくありません、言わば食の安全はもはや一企業のみでは立ちいかなくなってきているのです。そこで世界基準というものが求められるようになってきました。

当社でもISO・HACCP・fsscなどの認証を受ける事により、より一層安全と言うものを丁寧に扱って参っております、皆様に安心して頂ける食品づくりに邁進いたします。

菅野製麺は、すべての食材・食品の安全や衛生面に取り組み、皆様のもとへ商品をお届けできるよう努めております。ホームページでは、数多くの商品を紹介しておりますのでぜひご覧ください。
公式サイト
http://www.kannoseimen.com/