fssc22000取得は食品を扱う企業としての責任を示す

国内外のお客様に安心して食品を届けるために、fsscという食品安全マネジメントシステムの規格があります。少し前、餃子にダンボールが入っていたことや、落としたナゲットをそのままお客様に提供していたなどの事件があり、こういったfsscの取得を厳しくしました。それではfsscについて詳しく見ていきましょう。

■食を渦巻く現状

食品関連企業では次のような外部環境もあり、さらに強化した食の安全への取り組みが求められています。

◎近年の食品関連企業の事故や不祥事が一因で、食品の安全に関する消費者の意識が高まっています。
◎厚生労働省では食の安全の推進から、HACCP義務化を考えています。
◎GFSI加盟の小売業者等が、食品に関連した企業に対して、食品の安全の規格認証取得を必要としています。

ここで以前あった食品管理の事故をいくつかご紹介します。

2016年1月:ツナ製品に虫が混ざっていた
2016年10月:破棄した冷凍ビーフカツが、廃棄物業者の転売によりスーパーで販売
2014年7月:チキンナゲットに賞味期限が切れた鶏肉を使用
2014年12月:某カップ焼きそばに虫が混ざっていた
2013年11月:従業員により冷凍食品へ農薬を混ぜていた

消費者の食品への安全意識は高まる一方です。近頃の食品事故や不祥事が原因として挙げられます。また、消費者が食品事故をSNSに瞬時にアップすることで、ネット上で批判が殺到することが見受けられます。

企業は食品事故を出さない、および発生させた際の適切な対応が求められています。
また、国内のfssc22000認証取得数は、中国についで2位の1,419となっています。(2017年9月22日現在)

■fssc22000を取得するメリット

食品事故を起こさないためにfssc22000の取得することは、他にメリットがあります。以下に記しましょう。

◎国際的な食品安全スキーム
◎GFSIベンチマーク承認規格
◎公認規格に基づく内容
◎グローバルな大手小売店チェーンへのアクセス(認証取得を商品取り扱い要件とする大手チェーンが増加)
◎重大な食品リスクを最少化
◎社内プロセスを効果的にコントロールし、失敗リスクを最少化

■まとめ

fssc22000を取得することは、食品を扱う企業として食卓へ安心・安全な食品を届けることで、消費者の健康で健やかな毎日をサポートする社会的責任を明確化することであるといえるでしょう。

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