今や、ラーメンに高いクオリティが求められる時代といっても過言ではありません。そのニーズに応えるべく、製麺所の販売する中華麺も品質の向上に加えてバリエーションも多彩となってきました。そんな製麺販売用中華麺をお店で使う利点について、検証してまいりたいと思います。
麺づくりにかかるコスト
ラーメン文化の爛熟期とも言える昨今、その種類の幅も実に多彩になってまいりました。
そこに使われる麺についても、ラーメンの種類に適したものを使用して当たり前と見做されるようになったと言えるでしょう。つまり、ラーメンの種類一つ一つについてそれにマッチするよう麺を使い分けるべきである、という認識が作り手のみならずお客様側の観点からも一般的となっている現状にあるわけです。
今では、その店独自の自家製麺を使って高いクオリティのラーメンを提供するお店も少なくありません。しかし、その上で多数のメニューを扱うとなると、メニューごとに最適化した自家製麺を一つ一つ用意していくのは至難の業といえるでしょう。
麺作りにかかる時間的・労力的・または設備投資にかかる費用面においても、コスト高となってしまいます。数量的にも限られますし、価格的にも割高にせざるを得ません。
いかに絶品といえども、経営的に大きなハンディを負うと言えるのではないでしょうか。
販売製麺利用のメリット
前項のような経営負担の対応策として、製麺所からの中華麺の取り寄せが挙げられます。
既成の麺の使用によって、自家製の麺づくりに要するコストを省くわけです。これによって経営的余力が得られれば、それを新メニューの開発やトッピングの充実、営業時間の延長など、収益を伸ばす方向へ振り分けることも可能となるでしょう。
製麺所生産の麺とはいえ、ラーメン文化の発展とともに技術が向上してまいりました。今や業界内では、お店でいただくラーメンのクオリティに充分応えられるレベルの品質を供給できて当たり前、と断言できる状況にまで至っております。
加えて、提供する麺のラインナップも豊富であり、メジャーな種類のラーメンについてならばお店の要望に不可分なく対応できる態勢が整えられていると言えるでしょう。
今や美味しいラーメンをお客様に召し上がっていただく上で、製麺所販売の麺を使用しても何ら落ち度はないと思われます。
自家製と販売製麺の使い分け
あくまでも自家製麺にこだわりたい、というお店についても、製麺所生産の麺を取り寄せるメリットがあります。クオリティの向上に根ざした自家製麺と、安定したオーソドックスタイプの製麺所の麺を、メニューによって使い分ける方法などもその一例でしょう。
自家製麺メニューに関してはこだわりを貫き通し、その一方で一般的なメニューも提供することで、数量的にも不足なく対応し価格的にもリーズナブルとなり、より間口を広めてお客様を招くことができます。これにより、お店独自の味を求めるお客様に加えて、普通のラーメンが食べたいお客様も呼び込むことができ、経営的にプラスになるかと思われます。
まとめ
以上、ラーメン店独自で中華麺を作るのはコスト的に大きな負担とであることを確認しつつ、販売製麺の使用した場合コスト面で有利になること、販売製麺でもお店のラーメンの味に充分対応できること、自家製麺を主力とするお店でも、販売製麺を利用するメリットがあること、について見てまいりました。
菅野製麺所は麺づくり40年の経験と実績を基に、高い品質と充実した品揃えの中華麺をご用意致しております。株式会社菅野製麺所とカンノの麺をよろしくお願い致します。