ラーメンの種類ごとに考える、相性の良い中華麺とは

スープの違いなどによって様々な味のレパートリーが楽しめる、そういった点がラーメンの醍醐味と言えるでしょう。ラーメンの種類ごとに、それと相性の良い中華麺が存在します。では、どのようなスープにどのような麺が合うのでしょうか。考えていきたいと思います。

スープと中華麺の相性の良い組み合わせとは

ラーメンの美味しさを引き立たせるには、麺とスープの相性を考慮することが欠かせません。麺とスープの組み合わせが、全体的な味の良し悪しに影響すると言って良いでしょう。

では、ラーメンのメニュー各種に合う中華麺とはそれぞれどのようなものなのでしょうか?
メジャーなメニューを例に見ていきましょう。

しょう油ラーメン

老若男女問わず、あらゆる層のお客さまに好まれるオーソドックスなラーメン。それがしょう油ラーメンの特徴と言えるでしょう。

一般的なしょう油ラーメンに合う中華麺は、太さの観点から見れば1.36~1.66mmに当たる中太麺です。太さにおいては太麺と細麺の境に当たるバランスの良いサイズであり、汎用性の高いタイプに相当します。シンプルな味のしょう油ラーメンには、同じく一般的な普通サイズの麺がマッチするわけです。

また、しょう油ラーメンにおいては、加水率の低いタイプの麺がよりスープとの相性が高まります。加水率とは麺に配合される水分量を示すものです。コシがあり風味が効いている中華麺は概ね加水率が低いタイプに相当します。

しょう油の風味が効いたスープに小麦の風味が効いた麺を用いることでバランスが取れるというわけです。

味噌ラーメン

とろみのあるこってりタイプが主流となる味噌ラーメン。それに合う麺のタイプは、太さとしては1.88~1.5mm辺りとなるでしょう。

また麺の形状としては縮れ麺がベストで、スープが絡みやすくなります。加水率に関しては低いタイプとマッチします。スープの味に押されない麺のコシと風味が、美味しさを引き立たせるわけです。

とんこつラーメン

淡麗なタイプから濃厚なタイプまで、スープの特徴が幅広いとんこつラーメン。それにマッチする麺はスープの特徴によって変わってくる部分もあります。しかし太さに関しては1.4~1.1mmの細麺傾向が広く好まれていると言えるでしょう。

麺の形状をストレートタイプにすることで、比較的濃厚なスープでも麺との絡み具合を抑えることができ、とんこつラーメンならではの喉越しの良さを楽しめます。

相性の良い中華麺を選び出すヒント

中華麺の特徴を決める要素としては、麺の太さ、麺の形状、加水率、これら3点が主に挙げられるでしょう。それらを調整することで、味のバランスやスープとの絡み具合などに変化を付けることができます。

そのポイントを踏まえておけば、オリジナルのラーメンを考案する際などに相性の良い麺はどのようなタイプなのか、導き出す上で指標となるでしょう。

まとめ

以上のように、代表的なラーメンにはいずれも、太さ・形状・加水率などの特徴から相性の良い麺が存在することを確認いたしました。
メジャーなラーメンについて麺との相性を熟知しておけば、お店オリジナルのスープに合う麺を探す際の参考となります。

菅野製麺所ではスープに合わせてオリジナルの麺を提供することも可能です。少量注文にも対応しておりますので、まずはサンプルからお試しください。開業を考えている、または新しいメニューを考えているというオーナー様と共に、麺を追求していきます。
株式会社菅野製麺所とカンノの麺をよろしくお願い致します。

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