お持ち帰り麺の進化

TAKE OUTと呼ばれ始めてより身近になってきたお持ち帰りの食材ですが、中々悩ましいものが麺類のお持ち帰りです。特にスープの入った麺類のお持ち帰りは色々とクリアしなければならない問題があります。今回は、麺類のメニューのお持ち帰りについて見てまいりましょう。

お持ち帰りメニュー

数年前より続く飲食店を取り巻く問題は社会問題にまで広がりを見せ、ある意味飲食店の死活問題と言えるものになってしまいました。店内での飲食が制限される事態は、想像を超える勢いで飲食店の営業に大きくかかわっています。

本来、飲食店の営業形態はお客様が来店し、注文を頂き店内で飲食を完結するという事が当たり前の営業方法でしたが、政府の打ち出した指針によりこれらが制限される事態になってしまった時期が、長期に渡り繰り返されるに至りました。

これでは飲食店の基本的な営業が、行えないという事になってしまいます。そこで飲食店で、その対抗策として多く見られたのが「お持ち帰りメニュー」の開発でした。店内で飲食できないのであれば、お持ち帰りいただきご家庭や職場で召し上がっていただくという方法です。

この様な経緯を経て、お持ち帰りという形態が広く多くの飲食店で取り入れられるようになっていきました。このお持ち帰りという形は、一般の人の間でも認知され一定の成果を上げられるようになってきたのです。

お持ち帰りの問題点

この様な条件下でお持ち帰りメニューは様々なものに対応していきましたが、それには飲食店側の創意工夫が随所に見受けられます。例えば、お持ち帰りの食材を入れる器の問題などは非常に大きな問題でした。

お持ち帰りメニューに関する問題は容器だけに留まらず、食材自体にも勿論、及んでくる問題です。そのメニューの中でも麺類に関する問題は麺類のメニューが多いだけに、またその問題も多岐にわたりました。

多くの麺類の弱点は、調理すればその時点から麺がのびたり、ふやけたりするという事が挙げられます。麺類の最大の強みでもある、のど越しや食感と言った物がどんどん時間の経過とともに失われていくという事です。

保温などは容器の改良などで改善は出来るものでしたが、麺がのびるという事に対する対処は、麺類のお持ち帰りという事のなかで最も大きな問題でした。

しかし、これらの問題も多くの製麺所や麺を扱っている店舗などの技術力をもって対処されていきました。時間がたってものびにくい麺の開発や持ち帰りの際、麺とスープを分けて容器に入れることなどで、現在ではそれらの問題もほぼ改善されているようです。

これらの技術は持ち帰りだけに留まらず、デリバリーの世界にも大きく貢献しているのが現状です。パスタ・うどん・ラーメン・蕎麦など、今ではほとんどの麺類が持ち帰りできるようになっています。その陰には多くの技術者や職人の創意工夫がある事は間違いありません。

まとめ

勿論、麺類のメニューに限らず食事は出来立てが一番おいしい事は言うに及びませんが、技術の進歩で、いつか出来立ての食材に勝るとも劣らないものが開発される日が来るのかも知れません。製麺所などの製品から目が離せない時代になって来たのは事実です。

菅野製麺所ではスープに合わせてオリジナルの麺を提供することも可能です。少量注文にも対応しておりますので、まずはサンプルからお試しください。開業を考えている、または新しいメニューを考えているというオーナー様と共に、麺を追求していきます。
株式会社菅野製麺所とカンノの麺をよろしくお願い致します。

公式サイト
http://www.kannoseimen.com/