開業後に口座をどのようにするか決めている人がいる中、よく分からない人もいるはずです。よって、今回は開業した際にプライベート用の口座と事業用の口座を分けた方がいいのか、まとめましたので一緒に見ていきましょう。
■お金の管理をしやすくするために口座を分けよう!
結論からいうと、「お金の管理」をしやすくするためには、プライベートと事業用の銀行口座は分けた方がいいでしょう。例えば、プライベートの口座には生活費を月に一度入金し、個人の支払いはこちらで処理し、事業用の口座は、売り上げを全て入金していき、経費の引き落としを処理するようにしましょう。
◎銀行口座を分けるメリットとは下記となります。
・事業に必要な経費だけを管理することができるから、確定申告がスムーズにできる。
・事業の利益を把握しやすくなる。
・税理士&税務調査に相談する際に、プライベートの支出を見せることがなくなる
事業用の口座を使用するときのポイントについては下記となります。
①「使用していない銀行口座を事業用にする」or「事業用の銀行口座を新しく作る」ようにしましょう。
②事業経費が事業用の口座に引き落とされるようにする。
③クレジットカードを事業で利用するのであれば、事業用のものを作成しましょう。
④事業用の口座からプライベート用の口座へ、事業主の給与分を振り込みます。
⑤お金の出入りが比較的多い事業の場合は、支出用と収入用の口座を使い分けると、毎月の収支が明確になります。
■屋号を入れるメリット&口座開設に必要な書類とは?
実名だけで、口座開設を行うとプライバシーの面で不安になる人もいるのでないでしょうか。そのような際には、屋号付き口座開設をオススメします。
屋号付きの口座開設とは、事業主の名義だけではなく屋号もつけて銀行口座を開設するものなのですが、「屋号付き+事業主の個人名」であっても、屋号名だけの振り込みをすることが可能です。つまり、振り込みの際に「本名を伏せることができる」という点で大きなメリットといえます。
その他のメリットは下記となります。
・屋号付き口座開設を開設すると、取引先や顧客に自分の事業を認知してもらえる。
・屋号が入った事業用の銀行口座での取引の方が、顧客や取引先の信用度が高まる。
◎主に屋号付き口座を開設するときに必要なものは下記となります。
・本人を確認できる書類(運転免許証or健康保険証など)
・印鑑
・開業届(税務署に独立開業を申告するための書類)
・屋号確認資料(屋号を使用し事業をしているのか証明する書類)
尚、銀行によって必要書類が異なることがありますので、事前に確認することをオススメします。
■総合的に判断して銀行を決めよう!
いかがでしたでしょうか? このように開業した際にはプライベート用と事業用の口座を分けた方が「事業の利益を把握しやすくなる」「確定申告がスムーズにいく」等の大きなメリットがあります。また、プラスして屋号付きを入れることで取引の際にも「安心感」を与えることが可能といえるのではないでしょうか。
そのことも含め、取引先の金融機関&手数料&ネットバンキング&立地&ATMの数などを総合的に判断して口座開設をする銀行を決めるといいでしょう。
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