夫婦で飲食店を開業する時の注意点がある

夫婦といえば気心が知れて、新規開業のパートナーに向いていると思われがちですが、身内同士での店舗開業には、心理的な面での甘えや遠慮が存在します。ここでは、夫婦での飲食店を開業する時の注意点について紹介しましょう。

■夫婦での役割分担

夫婦で飲食店を経営する為の心構えや規則などを決めておかなければ、窮地に陥った場合に改善を図ることが難しく、気が付いた時点では、経営困難に直面する場合があります。夫婦経営や家族経営の陥りやすいポイントではないでしょうか。

夫婦間で役割分担することで、調理担当であったり経営担当であったりと自分の持ち場を、責任もって遂行することがカギになってきます。

「夫婦間の飲食店開業」についてネットで悪評が掲載されるのは、お互いの甘さが持つべき責任の回避や転換につながったりするからです。夫婦だからといって規則は必要です。

場合によっては、上下関係を持つことによって業務の遂行が円滑に行えることにつながります。仲の良い夫婦だからといって、経営が上手くいくとは限らないのです。

引き締めるべきところや、注意すべき点は遠慮せずに行うことで、お客様や外部に与える印象が違ってくるのです。スタッフを雇っている場合には、夫婦の意見が同じ場合ならば良いのですが、意見が食い違う場合は、どちらを優先すべきか迷うことになるからです。

小規模の経営では、当たり前だとはいえ経営上の注意点として認識すべきです。

■仕事なのかプライベートなのか

夫婦経営で問題になるのは、仕事の問題を家庭に持ち込んだり、家庭の問題を仕事に持ち込んだりと、曖昧な心構えではお互いの存在が、不満となって後々のトラブルにつながる恐れがあります。

夫婦げんかによる影響は、従業員だけでなく、お客様へ影響を及ぼしかねないのです。夫婦間の問題をちゃんと消化できるような息抜きや、あるいは第三者による相談などでリスクの軽減に努める必要がでてきます。

役割分担ができていても、経営が上手くいかなかった場合や、経営上での意見の食い違いがある場合には二人だけの問題とせずに、経営のプロや飲食店組合の意見などを聞くことで、経営の改善を図ることにつながります。

また、司法書士や会計士などの、経営や税金についての専門家を利用することは、経営上では必要な場合があります。

■夫婦間の共通の目的を喜びに

飲食店の経営は、決して生活だけの為ではないはずです。調理人を目指した方であれば、オーナーシェフが夢であり、起業家ならば、1店舗2店舗と成功から業務拡大を目指して、一部上場が行えるまでに成長を目指すことが考えられるでしょう。

中には、自分の料理を認めてもらうことや、「美味しさ」への追求の先にあるお客様の喜ぶ笑顔が、何にも代えられないという人もいるかもしれません。

夫婦間の最大のメリットは、人生のパートナーと同じ夢や目的を共有して助け合うことで、喜びや価値観が2倍3倍へと膨らむことではないでしょうか。

■まとめ

夫婦で飲食店を開業する時の注意点を心がけることで、夫婦経営のメリットを最大限に生かすことができます。夫婦げんかのデメリットよりも共有の夢や目的にまい進することが望ましいのです。

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