モチモチ食感の生パスタは家で手作りすることもできる?

モチモチ食感の生パスタは家で手作りすることもできる?

自宅でうどんやそばを作ったことがある人もいるかもしれませんが、じつはパスタも自宅でつくることができます。

自分で作った生パスタは、プロが作るものよりは上手にできないかもしれませんが、独特の味があっておいしくいただけるはずです!

生パスタ特有のモチモチとした食感は、乾燥パスタでは得ることができない味わいです。デュラムセモリナ粉を使ってプリッとコシのある麺を作ってみてはいかがでしょう。

デュラムセモリナ粉とは?

パスタにはデュラムセモリナ粉という小麦粉が使用されます。これはデュラム小麦という品種の小麦を、セモリナ(粗挽き)した小麦粉を指しています。強力粉よりも硬質なので、いっそうコシの強い麺が仕上がります。

ちなみにパスタの本場イタリアでは、乾麺のパスタはデュラムセモリナ粉を使用したもの以外はパスタとして認められていません。

自宅で生パスタを作るなら、デュラムセモリナ粉を100%使わないといけないわけではありません。例えば強力粉のみで作ったり、強力粉と薄力粉を混ぜて作ったりという方法もあります。

わざわざデュラムセモリナ粉を準備するのは面倒という場合、自宅にある小麦粉を使って作る場合には強力粉や薄力粉を使っても良いでしょう。

しかしせっかく作るなら、しっかりとコシのある生パスタを完成させるためにもデュラムセモリナ粉を使って作ってみましょう。

家庭向けの生パスタの作り方

デュラムセモリナ粉を使った家庭用の生パスタのレシピをご紹介します。デュラムセモリナ粉がない場合には代わりに強力粉を使うこともできますが、強力粉のみで作った場合にはコシと粘り気の強い食感に仕上がります。

  • 材料(5人分)

・セモリナ粉330g(または強力粉100g

・強力粉170g

・卵34

・塩ひとつまみ

  • 作り方

①まず卵は均一にとぎ、塩と合わせておきましょう。ボールに粉をふるい入れ、塩と合わせた卵を34回に分け入れ、指を立てて全体が均一になるように混ぜていきます。

②生地がまとまってきたら台に移して全体をこねていきます。こねる程コシは強くなりますが、後で伸ばしにくくなるのであまり力を入れ過ぎないようにしてください。

③生地に艶が出てきたら丸くまとめてラップをかけ、冷蔵庫で30分程生地を寝かせます。

④その後パスタマシンを使って、最大メモリから順番に生地を伸ばしていきます。途中で三つ折にし、生地の向きを変えながら均一に伸ばしていきましょう。パスタマシンがない場合には、綿棒を使って12mmの薄さになるまで伸ばしていきます。

⑤生地の厚さが12mmくらいになったら、後は好みの幅にカットしていきます。なお、打ち立てのパスタは麺同士がくっついてしまいやすいので粉を全体に降って適度に乾燥させるようにしましょう。

プロの作った生パスタを参考にしてみては?

自宅で生パスタなんて作れるの?と思うかもしれませんが、プロが作った本物の麺と食べ比べてみるのも楽しいかもしれません。何度か繰り返し作ってみて、少しずつコツを覚えていくようにしましょう。