パスタのほとんどは”乾燥パスタ”と呼ばれる硬く乾燥したパスタですが、最近ひそかにブームとなっているのは乾燥パスタとは一味違う”生パスタ”です。今回はその生パスタと茹で時間の関係について解説します。
パスタの種類
日本人が大好きなイタリア料理と言えば、ピザやラザニアなどいろいろありますが、何と言っても一番人気はパスタではないでしょうか? パスタにはリングイネやブカティーニなど、実に様々な種類があり、その数は500種類以上とも言われています。
生パスタとは
乾燥パスタと違い、もちもちっとした食感が最大の特徴です。原料のデュラム小麦がほんのりとした甘さを醸しだします。
生パスタを茹でる際に気を付けたい事
ここでは、生パスタの特性を考えて、茹でる際の注意点をいくつかご紹介します。
出来るだけ大きな鍋を使いましょう
生パスタを茹でる際には、麺同士がくっつくことを避ける為、麺と麺が重ならない様にできるだけ大きな鍋を使いましょう。
茹でる前にほぐす
乾燥パスタと異なり、生パスタは一つ一つが独立しておらず、丸められた状態です。この塊のまま茹でると、ただでさえ柔らかくくっつきやすい生パスタが余計くっつきやすくなってしまいます。生パスタは、茹でる前に軽くほぐしておきましょう。また、麺を茹でる前には、表面についている打ち粉を払い落しておきましょう。こうすることで麺同士が、くっつきにくくなります。
生パスタを茹でるお湯にひと工夫
大きな鍋にお湯を沸かしたら、塩を一つまみと、オリーブオイルを少し加えましょう。こうすることでより一層麺同士がくっつきにくくなります。気をつけることは生パスタの原料に塩も含まれているので、入れすぎると味に影響してしまうという点です。この辺のさじ加減は経験を繰り返して丁度良い分量を見つけるしかありません。
生パスタの茹で時間
生パスタは乾燥パスタとは全くの別物です。同じ様に調理をすると失敗してしまいます。生パスタは水分量が多い為、乾燥パスタと比べて非常に柔らかいという特徴があります。そのため、茹でる工夫を取り得ることも考えましょう。麺同士がくっつくと、麺の中心まで火が通りません。
茹で時間の目安は、代表的な種類で言うと、下記の様になっています。
タリオリーニ平麺3mm 5分30秒
タリオリーニ平麺5mm 7分
パッパルデッレ平麺14mm 4分30秒
フェットチーネ平麺7mm 8分30秒
と言う様に麺の種類によって細かく変わってきますが、最終的には調理する人の好みで調整してください。
まとめ
今回は、静かなブームとなっている生パスタと茹で時間についてお伝えしました。生パスタの特徴を良く知り、おいしく調理したいですね。乾燥パスタに比べて管理の難しい生パスタですが、製麺所に依頼すればいつでも必要な量の生パスタを用意することが出来ます。
菅野製麺所ではスープに合わせてオリジナルの麺を提供することも可能です。少量注文にも対応しておりますので、まずはサンプルからお試しください。開業を考えている、または新しいメニューを考えているというオーナー様と共に、麺を追求していきます。
株式会社菅野製麺所とカンノの麺をよろしくお願い致します。