新鮮な海産物を乗せたペスカトーレビアンコ、唐辛子の利いたアラビアータ、そして定番のペペロンチーノ、生パスタを使った料理は沢山あります。今回はそんな生パスタについて深堀りしていきます。
生パスタとはどういう麺?
パスタと言えば本場は何と言ってもイタリアです。そのイタリアでは、家庭料理として古くからパスタが食べられていますが、料理の度に手打ちでパスタの麺をつくる事は大きな負担でした。この問題を解消したのが乾燥パスタの発明で、15世紀頃には、乾燥パスタが普及しており、一般家庭でもパスタの麺を一から手打ちする事なく手軽に購入・保管できる乾燥パスタが家庭料理に広く用いられるようになりました。
乾燥パスタの特徴は、保管が容易で保存期間も長いという事です。日本のスーパーなどで家庭用に販売されているパスタのほとんどは乾燥パスタと呼ばれる物です。日本では料理店でもながらく乾燥パスタが使われてきましたが、ここへ来て生パスタを使った料理を出すお店も増えています。
乾燥パスタの麺には、デュラムセモリナ粉を使うのが一般的で、本場イタリアでは100%デュラムセモリナ粉を使う事、と厳格に決まりがある程です。一方、生パスタはと言うと、必ずしもデュラムセモリナ粉を使わなくてはならないという決まりは無く、小麦粉や強力粉が使われています。原料に卵を使用する物も珍しくありません。
生パスタの特徴
乾燥パスタは種類によって差はありますが、茹で時間は7分~9分程が一般的です。それに対して、生パスタは2分~4分程で茹で上がるという特徴があります。乾燥パスタと異なり原料となる小麦粉や強力粉の香りもしっかりと残っているのも生パスタならではの特徴です。
また、乾燥パスタと生パスタにはカロリーにも差があります。一般的に、乾燥パスタのカロリーは茹でる前で100グラムあたり400キロカロリー近くあり、茹でた後は100グラムあたり140キロカロリー程度です。それに対し生パスタは茹でる前の時点で100グラムあたり300キロカロリー近く、茹でた後は100グラムあたり125キロカロリーと、少しだけ生パスタの方が低カロリーなのです。
生パスタの弱点
もちもちした食感と豊かな風味、そして茹で時間の短さが長所と言える生パスタですが、弱点もあります。それは、麺が延びやすく、日持ちしないという点です。生パスタの賞味期限は冷蔵保存で10日ほど、冷凍保存でも3ヶ月程度と言われています。一方乾燥パスタはというと、15度以下で直射日光の当たらない場所であれば、2~3年はもつと言われています。賞味期限と言う点では圧倒的に乾燥パスタに軍配が上がります。
製麺所の生パスタを使うという方法がある!
せっかくのおいしい、風味豊かな生パスタを、保存が難しいというだけの理由で諦めてしまうのはもったいないです。この問題を解決する方法として提案したいのが、生パスタの麺の製造を製麺所へ依頼するという方法です。
まとめ
製麺所へ生パスタの製造を依頼する事で、保存期間が短いという問題は解消できます。いつでも必要な時に必要な分を発注できるのです。お店のこだわりを細かくオーダーしてオリジナル麺をつくってもらう事も可能です。
菅野製麺所ではスープに合わせてオリジナルの麺を提供することも可能です。少量注文にも対応しておりますので、まずはサンプルからお試しください。開業を考えている、または新しいメニューを考えているというオーナー様と共に、麺を追求していきます。
株式会社菅野製麺所とカンノの麺をよろしくお願い致します。