焼きそば用やラーメン用の「麺」をスーパーマーケットなどで購入する際、袋を見ると用途が記されているのは種別のための表記となります。それは中華麺と書かれていますが、厳密にいうとどのあたりで異なっているのかは袋に印刷された商品名であるものの、基本的にはどの点に違いがあるのでしょう。
その違いとは
焼きそばやラーメンは基本的にそれぞれ専用の麺を使っていますが、元は同じ中華麺のカテゴリーとして扱われています。基本的にはかん水、アルカリ性の物質が含まれている塩水を使っていますので小麦粉と混ぜてから使うのが一般的です。
麺の色が黄色くなっているためにラーメンのほか冷やし中華につけ麺、それに焼きそばとして活用されていますので原材料や原理としては基本的に同一となります。
また、生の状態として完成されているのは麺同士のくっつきを防ぐ為に粉がまぶされ、それ以外にもラーメンで使う時は地域ごとに形状や太さなどが異なっていますが、スープにマッチングするための工夫の一つとされています。
加水率の高さにも大きくかかわっており、太麺と細麺でその配分が異なっているため麺の伸び縮みによって変化しているのがそれぞれの特徴です。
焼きそばとして使う麺については、前述の中華麺を蒸してから使うのが目的とされていますので、炒めるのはふんわりとした食感を得るために必須であり、製麺時における工程上ほぐしやすくするために油をまぶした状態となっています。
太さと細さについてはご当地ごとによって異なっているのも美味しい麺を作りあげています。しかし、茹でた麺を使って焼きそばを作る地方がありますが、それは稀なケースのため根本的には茹でずに炒める為に使うものだと認識しておきましょう。
えっ?! こんなこともできるの?!
中華麺と焼きそばの違いは先に話したようにそんなに変わりはないものだという話ですが、前者の麺を使って後者を作る(その逆も然り)といった普段ではあまり考えることはない話を、実際にできるのでしょうか。
前者は基本的に、冷やし中華などに使えると先に書きましたが、応用面でも広範囲の為、様々なメニューによって対応できるのも大きな特徴とされています。茹でてからスープや具材と一緒に食べるもよし、水で冷やしてから専用の汁をかけた後に味わうといった方法ができます。
では逆に、焼きそばの麺としての利用はできるか否かといった話ですが、いったん蒸してから炒めるのが使い方としては正解です。それを中華麺として逆に転用できないかといった事も出てきます。
答えは「使える」のですが、問題としては麺自体が柔らかくなっているため、茹でるときの時間に大きく左右され、それゆえに長時間行うと元より余計柔らかくなるためラーメンやつけ麺などとして使うのは不向きになる恐れがあります。使う場合は茹でる時間を通常の中華麺と比べ短時間で行いましょう。
まとめ
中華麺と焼きそばは基本的には同一カテゴリーとして取り扱われますが、違いを挙げるのならば用途や食感などといった点に差異が見られます。アレンジについては自由自在なのですが、前者と後者本来の使い方と用途に理由が存在しますので、一番おいしく食べるにはその用途にあった麺を選ぶことをおすすめ致します。
菅野製麺所ではスープに合わせてオリジナルの麺を提供することも可能です。少量注文にも対応しておりますので、まずはサンプルからお試しください。開業を考えている、または新しいメニューを考えているというオーナー様と共に、麺を追求していきます。
株式会社菅野製麺所とカンノの麺をよろしくお願い致します。
