開業と起業の違い

よく似た言葉に「開業」と「起業」があります。どちらも事業を始める時に使われる言葉でよく似た意味です。混同して使われることもあるこの二つの言葉ですが、明確な違いがあります。今回はこの二つの言葉の違いを中心にお伝えします。

開業とは?

個人事業主として事業を始める際には、税務署に個人事業の開業届出を提出する必要があります。開業とは個人で事業を始める際に用いられるだけでなく、既に事業をしている場合も開業と言う言葉が使われます。

業種では医師、宅地建物取引士、税理士、弁護士、司法書士などの士業において使われることの多い言葉です。因みに、個人事業を辞める際には「廃業届出等手続」を税務署へ提出します。

”総合病院を退職してクリニックを開業したい”、”税理士事務所を開業して仕事を順調に増やしている”などと言う風に使います。

起業とは?

新たに事業を起こす事を指す言葉が「起業」です。”これから起業する。”起業を考えている”などと言う様に使います。最近だと特に、ベンチャー企業を立ち上げる時によく使われます。同時に「起業家」という言葉もよく使われます。

”彼は新進気鋭の起業家だ”、”起業家精神に富んでいる”などと言う風に使います。似た意味の言葉に「創業」がありますが、こちらは”創業20周年を迎える”などと言う様に過去の歴史を指して使われます。

飲食店を始める際には、開業と言う言葉が使われる

前述の通り、これから飲食店を始めようという場合は、”飲食店を開業する”というのが通常の言い方になります。ここからは、飲食店を開業する際に個人事業を選ぶべきポイントを二つ解説します。

飲食店を開業するなら”個人”がお薦め

これから飲食店を開業しようとする人にとって、最初の大きな悩みは「個人事業」と「会社設立」どちらが良いか? という悩みではないでしょうか? 結論から申し上げると、断然、個人事業で立ち上げる方をお薦めします。

理由1.直ぐに融資申請が出来る

法人の場合、法人化してからでないと融資の申請はもちろんできません。それに対して、個人の場合はすぐに、融資申請することが出来ます。開業準備の物入りな時期に融資してもらえるまでの期間は短い方がありがたいはずです。その意味からも法人ではなく個人での開業をお薦めします。

理由2.税制面でお得

個人で開業すると、一年超の間、消費税の納税が免除されます。そして、それとは別に、資本金1000万円以上の基準期間が無い法人の場合、原則2年間は消費税の納税が免除されます。つまり、当初は個人で開業し、その後法人にすれば合計3年間、消費税の納税が免除されることになります。

まとめ

今回は開業と起業の違いについて解説しました。この二つの言葉の違いが判っていただけましたでしょうか? また、飲食店を開業する際は個人事業で始める事をお薦めする理由についても述べました。

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