開業前の最重要ポイントは、”店舗の場所選び”

一旦、お店を開業すると、店舗の場所を移転することは容易ではありません。開店前にじっくりと時間をかけて検討するべき最重要事項が、店舗の場所です。

■まずは、大まかな出店エリアを決める。

例えば、”新宿区内”であるとか、”横浜市内”であるとか、まずは、立地以前の問題として、出店エリアを決める必要があります。

大まかな出店エリアが決まったら、次のステップでは、実際にそのエリアの不動産屋さんを訪問して、空き店舗を見せてもらいましょう。こまめに通うことで、思わぬ掘り出し物物件に出会えるかもしれません。

■立地を考えて店舗の場所を決める。

次に、立地を考えていきたいと思います。これがバーなどであれば、二階や地階であっても、逆に雰囲気がよく、落ち着いて飲めるとお客様には思ってもらえるかもしれませんが、回転率を上げなくてはならないラーメン・つけ麺屋の場合は、極力、人通りの多い(目に留まりやすい)繁華街に面した一階部分(路面店)にするべきです。

あえて隠れ家的な店づくりを目指すならもちろん別ですが、通常は、誰も通らないさみしい路地裏では、よほど知名度のあるお店の新規出店店舗でない限り、新規顧客の開拓は難しいでしょう。

徒歩で来店するお客様(電車+徒歩も含みます。)を迎えるだけなら、駐車場は必要ありませんが、車で来店するお客様を迎えるのであれば、駐車場のスペースは十分か? 入りやすい位置にあるかなど、実際に地震で車を運転して確かめてみましょう。

また、不動産屋さんと契約を結ぶ前に、必ず、最寄り駅から店舗まで、実際に自分の足で歩いてみてみましょう。地図で示されただけではわからないポイントに、きっと気が付けるはずです。

■チェックポイントはたくさんある。

駅から店舗までの間で、競合店の有無(あえて、競合店の多い”激戦区”で勝負したい、という場合は除きます。)、人通りの多さなどを確認してください。できれば平日と週末、時間帯を変えてなど、何度か足を運んでみることをお勧めします。

店舗の周囲に、大きく枝の張り出した街路樹や、近隣店舗の看板が出ていないか十分に確認しましょう。自身の店舗の看板が隠れて見え難くなるような場所では、元も子もありません。

自身の考えているお店のコンセプト(ファミリー客が気軽に入れる店である、とか、こだわりの通が集う店である、とかです。)に、合致しているかどうかをチェックしましょう。あまりにも、お店のコンセプトと、そのエリアの人口の属性がかけ離れているような場合には、再度出店エリアの見直しが必要になる場合もあります。

■契約する前に。

ラーメン店・つけ麺店の場合、カウンター席のみなのか、テーブル席も設置するのかによって、必要な広さは異なります。お店のコンセプトをしっかりと固めて、それにあった空き店舗を契約しましょう。

■まとめ

今回は、出店前の最重要ともいえるポイント、”場所選び”についてお話してきました。出店には費用も労力もかかります。時間を惜しまず、納得のできる場所選びをして、公開のないオープンを迎えてくださいね。

株式会社カンノはあなたの理想とするラーメン、つけ麺の実現に向けて美味しい面を提供させていただきます。