冷凍食品を使った弁当作りのメリット 

毎朝お弁当を作る方にとって冷凍食品は強い味方となっていることでしょう。しかも最近の冷凍食品は凍ったまま入れておいて、食べるころになると解凍されているという商品もあるぐらい、冷凍食品の技術は進歩しています。では、こちらのページでは冷凍食品を使用したお弁当作りのメリットについて考えてみたいとおもいます。

■朝の時間と体力温存

忙しい朝からフライパンを握りパン派の方はスクランブルエッグやサラダにスープを作り、それ以外にお弁当用の金平ごぼうや卵焼きなどを別に作るとなると、それなりに調理時間がかかるだけでなく、体力も必要になってきます。

それが今では多くの冷凍食品は電子レンジで温めるだけの調理となり、あとは詰めるだけで簡単にお弁当ができてしまうのですから、お弁当用の冷凍食品は強い味方といってもいいでしょう。

■外食よりは安い価格

ワンコインランチもありますが、普通の定食屋なら800円ほどかかるランチ。それが手作り弁当に変えるとお米、晩御飯の残り物、プラス冷凍食品ならだいたい300円ぐらいで出来てしまいます。

定食屋で外食をしていた時との差額は500円となるので、仕事の日が月に20日だとしますと毎月1万円の節約ができてしまうのです。毎月の出勤日やメニューが変われば多少の違いは出てきますが、節約を考えるならお弁当を持参したほうが断然お得です。

また、野菜や天然の魚のような生鮮食品は天候などの影響が出やすく、値段の変動がしやすい食品ですが、冷凍食品の価格は安定していているので家計を考えて、あえて冷凍食品を取り入れるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

■彩りを考えて

特にお子様がいらっしゃる方は、お弁当の彩りを考えてお弁当作りをされていることでしょう。冷凍食品はニンジンのオレンジやブロッコリーの緑色など、とても発色の良い野菜本来の持つ色が出ているので利用する頻度も高くなります。しかし、なぜあの綺麗な色が保てるのか気になるところです。

それは「ブランチング」という前処理にあります。ほとんどの冷凍野菜は急速凍結する前に、90~100℃位の熱湯に漬けたり蒸気にあてて調理加熱の70~80%程度過熱します。「ブランチング」の目的は過熱により野菜の持っている酵素を不活性化させて貯蔵中の変質や変色を防いだり、組織を硬化させて凍結による組織の破損を防ぐために行うのです。

■栄養価を考える

野菜は季節によって栄養価が異なりますが、冷凍野菜は新鮮な状態で凍結しているため栄養価が保たれているということは、割と知られていないメリットといえるでしょう。「ブランチング」によってビタミンやミネラルが減ることはありますが、これは家庭で調理したとしても同じ程度減ることを考えると、旬を外れた生の野菜を取り入れるよりは冷凍の野菜の方が栄養も高くなるといえます。

■まとめ

いかがでしたか。冷凍食品を使ったお弁当作りはこのようなメリットがあるのです。お弁当用の冷凍商品も今では種類も豊富になっています。オリジナルなお弁当作りにチャレンジしてみましょう。