フライパンを有効活用した冷凍食品の解凍・調理

保存に優れ、調理しやすい特徴を持つ冷凍食品。その解凍や調理に関して、フライパンの活用が重宝します。解凍機能を持つ電子レンジの代用や、揚げ物系冷凍食品の調理にフライパンを利用すれば、様々なメリットを見出すことも可能です。さっそく見てまいりましょう。

冷凍食品の特徴

食品を凍らせることで、長期間にわたり品質を保持することを可能とした冷凍食品。その種類は大きく2通りに分けることができます。

一方は、食肉や魚介類・野菜・果物など食材を生のまま冷凍したタイプ。もう一方は、あらかじめ調理された食品を冷凍し、解凍処理もしくは焼く・揚げるなどの火を通す調理工程のみで可食状態となる調理食品です。

生食材のタイプは、主に調理の材料に相当し、料理に使用する前段階として解凍処理が必要となります。調理食品タイプの食べ方は種類によって異なりますが、油で揚げる調理工程が必要なものもあります。

厚みの薄い生鮮食材の解凍や、揚げ工程を要する冷凍食品に関しては、フライパンを使う方法があり、本来の方法にはない利点を見出すこともできます。

フライパンを使った解凍方法

冷凍の肉や魚を調理に用いる際、前段階として解凍処理を要するのが主と言えるでしょう。その場合、完全に解凍するのではなく、内部が凍ったままの状態の半解凍の状態とするのが良いとされています。

内部まで解凍しようとすると、食材の成分がドリップとなってにじみ出てしまい、本来の味や質が低下してしまいます。外部さえ解凍状態であれば、包丁が入りやすくなるなど、調理のしやすさに関しては確保されることになります。ドリップを防ぎつつ、調理が可能となる条件を満たすという意味合いで、半解凍状態にメリットがあるというわけです。

厚みが1cm前後の薄い冷凍食材を半解凍状態にするには、フライパンの活用が有効です。その方法は以下の通りです。

フライパンを逆さに置き、その上に解凍する食材を乗せ、さらにその上に30℃程のぬるま湯を入れたアルミ製の鍋を置きます。その状態で2分経過させた後、冷凍食材をひっくり返し、さらに2分経過させれば完了です。

冷凍食材に凹凸があり上に乗せた鍋がぐらつく場合には、濡らした布で食材を包むなどして安定させると良いでしょう。

アルミ製のバットを利用する方法もあります。バットを逆さにしてラップをし、解凍したい食材をのせて、さらにラップをかけます。その上にフライパンを置き中へ水やぬるま湯を入れて待つと解凍完了です。

フライパンは熱が効率良く伝導するようデザインされた調理器具であり、アルミもまた熱伝導率の高い金属となります。その両者の性質を活かし、短時間で冷凍食材を半解凍状態とするわけです。鍋底がアルミ製となっているフライパンを用いれば、さらに効果を得られます。

油で揚げる処理の代替調理法・揚げ焼き

あらかじめ調理されている冷凍食品には、油で揚げる工程を経て食べるタイプも見られます。通常、揚げ物には食材が充分に浸かるほどの多量の食用油を使用することでしょう。

しかし、フライパンを用いた揚げ焼きを使えば、食用油の消費を大きく抑えることができ、経済的と言えます。加えて、食品内に吸収される油分も抑えられるため、通常より摂取カロリーを減らせるというメリットも期待できます。

揚げ焼きは、フライパンの底が浸るほどの量の油を敷き、それによって食品を焼くように揚げるという調理方法です。

その際に注意すべきは火加減です。フライパンは加熱の効率性が高い調理器具なので、揚げ焼きでは通常の揚げ調理と比べて油の温度が高くなります。火力が強すぎると焦げ付きの原因となってしまうため、焼き具合を見ながら火加減を適宜調整することが重要です。

まとめ

以上、冷凍食品を用いる際に有効となるフライパンの使い方について、解凍時の使用方法と揚げ調理の代わりとなる揚げ焼きについて見てまいりました。これらをうまく活用することで、料理のクオリティ向上・カロリー低減・食用油消費コストの低減に繋げられると言えます。

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