テイクアウト販売を始める際に気を付けたい ~麺の取り扱い~

新型感染症の影響が多方面に出ている状況がまだまだ続いていますが、その影響を強く受けている業界の1つが飲食業です。それに伴い、飲食店なども「テイクアウト」あるいは営業時間の変更などを行い、感染拡大防止に努力をしています。今回は麺を扱うお店向けに、テイクアウトを始める場合に気を付けたい点を見ていきましょう。

テイクアウトで提供するリスク

飲食店が厨房で調理し持ち帰りで商品を販売する際、普段の店内での飲食と比べて、調理してから、口にするまでの時間が長くなります。それによって、食中毒のリスクも高まることから衛生管理や食中毒予防対策には注意が必要です。

その為テイクアウトで提供する場合には、注文を受けてから調理するようにしましょう。加熱する食品を入れる場合には、中心部まで十分に火が通るように調理する必要があります。目安となるのは、中心の温度が75度以上で1分以上です。

作り置きしたものを販売する際には、温かいもの・冷たいものそれぞれ保管温度を維持できるようにして、管理を行います。できるだけ早めに食べてもらえるように、目安となる賞味期限を伝えましょう。

お店の味

普段お客さんはアツアツ出来立ての味を求めてお店を訪れますが、テイクアウトとなるとその本来のおいしさを提供できるのか気になるところです。茹でた麺を扱う以上、時間が経てば経つほどそのおいしさが失われていく可能性は高くなりそうです。

極細の麺は特にのびやすく、店頭での販売においても最初に提供する量を少なめに設定し、替え玉でお代わりしてもらうお店が多くあります。その為、テイクアウトの際には提供する麺の選定も必要になってくるでしょう。

テイクアウトでの麺の提供方法

持ち帰りの方法はお店によって様々で、ゆで麺とスープを別の容器に入れて販売する店や盛り付けられた状態を真空のパックにし、冷凍した商品を販売するところもあります。その他、汁なしの「まぜそば」をメニューに加えるなど、濃い味の味噌ラーメンはスープがよく絡むので、多少麺がのびてもおいしさく食べることができる為、持ち帰り用にそちらをおすすめする店舗もあります。

気を付けたい「自家製」

テイクアウト用にラーメンを販売する場合、飲食店営業以外の許可が必要になる可能性があるので注意しましょう。

〇調理前の自家製麺の販売
ラーメン/うどん/そば/パスタ/マカロニなどの麺または、生麺を販売する場合、麺類製造業の許可が必要です。

〇自家製チャーシューの販売
ラーメンの中によく入っている自家製チャーシューも販売する際には、食肉製品製造業の許可が必要となります。※弁当のおかずとしての提供など、そのまま食べられる形で販売する場合は飲食店営業許可で大丈夫です。

まとめ

麺がくっついたりのびたりしない様に、提供する為の工夫が必要となるテイクアウトですが、できるだけお店と同じ状態で食べてもらえるように固めに茹でて提供したり、容器で別けて提供したりと各店舗いろいろな工夫をしています。

菅野製麺所ではスープに合わせてオリジナルの麺を提供することも可能です。少量注文にも対応しておりますので、まずはサンプルからお試しください。開業を考えている、または新しいメニューを考えているというオーナー様と共に、麺を追求していきます。
株式会社菅野製麺所とカンノの麺をよろしくお願い致します。

公式サイト
http://www.kannoseimen.com/