惣菜には添加物が入っていて体に悪い?体調不良の原因は?

日本は働き過ぎと言われていますが、最近では夫婦共働きの家庭も増え、休日も返上して働かなければいけないほど忙しいという人も少なくないでしょう。
このような多忙な生活の中で、スーパーやコンビニエンスストア、百貨店などで惣菜や弁当など、調理済みの食品を購入して食べる機会も自然と増えていく傾向にあります。
そのため惣菜や弁当などの調理済みの食材は、忙しい主婦や単身赴任で一人暮らしをしている男性などにはとても便利な存在です。
しかし使用されている食材や調味料の正確な詳細情報までが把握できず、添加物などが含まれていれば体に悪いのでは?と不安になることもあるでしょう。

スーパーの唐揚げを食べたら下痢をした理由は?

例えばスーパーなどの惣菜として販売されている唐揚げなどを食べて体調が悪くなった時いう場合、唐揚げに使用された油が酸化していたということなどが考えられます。
酸化した油は消化不良を起こしやすいので、腸が吸収できずに異物だと判断してしまい、例えば下痢になるといった可能性もあるのです。
大手ファーストフード店などでは、マニュアルの中に何回揚げたら油を交換するといった決まりがありますし、居酒屋チェーン店などでも加熱油脂劣化度判定用試験紙で油の酸化度を調べながら使っています。
もしスーパーでこのような油の管理ができていなければ、油が酸化していた可能性もありますし、食べるまでに時間が経過したことで唐揚げ自体に含まれる油が酸化した可能性もあるため一概には決めることができません。

ミネラル不足が原因で下痢を起こすこともある

また、脂肪過多の食事の場合、単にミネラルが不足していて消化能力が減退している可能性もあります。
ミネラルが少しか摂取できず、体内に備蓄されたミネラルを総動員で消化しようとしても追いつかず、異物と判定されて腸内に滞留させることができずに下痢を起こすといったことも考えられるでしょう。
なお、スーパーの鶏の唐揚げに使用される油はサラダ油であることが多いですが、サラダ油の場合、濁りや臭い、酸化などを防ぐため、化学的な処理でミネラルをすべて抜いています。
そのためサラダ油で揚げ物をした場合、食材に含まれているミネラルが油に溶け出してしまうことになりますが、新鮮なサラダ油ほどこのような傾向が強く出るということも知っておきましょう。

添加物が原因というよりも栄養不足で体調不良になる

加工食品と言うと、添加物や保存料が使われているイメージが強いかもしれませんが、普段は自然食品や有機野菜ばかりを食べているという場合、添加物が原因となって下痢を起こすことも考えられなくもありません。
ただし購入した弁当や惣菜で体に不調があらわれる一番の原因は栄養不足です。
添加物や保存料、農薬などが体内に入るからだと思いがちですが、弁当や惣菜ばかり食べていると炭水化物やたんぱく質、脂肪などを中心に摂ることになるので、ビタミンやミネラルが不足してしまいます。
そのため、惣菜だけを食べるのではなく、あくまでも補助的に捉え、バランス良い食事を心掛けることが大切です。