「fssc」フードディフェンスとは?

食品は自然の素材を活用して、日常食生活に必要な食べ物に作り変えたものです。製造過程において、食品の安全性を考え食品の安全に危害や事故が起こらないように、衛生や品質の管理を行います。今回は、食品衛生安全管理(フードディフェンス)について調べていきましょう。

食品衛生システム

食品衛生のシステムについて、次に具体的な意味や役割を説明します。

fssc

英語のFood Safety System Certificationの略語で、Safety Systemは安全システムを指し、certificationは認証や保証の食品安全に関する認証です。

HACCP(ハサップ)

食品の製造や出荷場所が「収穫地、工場、加工所、スーパー、レストラン」など多岐にわたっているため、複数の食品衛生管理規格が存在します。気候や食習慣、地域によっても異なった衛生基準があります。

最も普及している規格がアメリカで開発されたHACCP(ハサップ)システムで、食品危害を防ぐための手順に従った製品製造過程を第三者が証明した認証制度なのです。

ISO 22000

ISO 22000は食品安全のマネジメントシステムで、食品の製造過程において、食品危害を防ぐために世界規模で食品安全対策を取り組み、世界中に普及させることを目的としています。

FSSC 22000

FSSC 22000は食品安全の一つで、オランダの食品安全認証団体による「ISO 22000とISO/TS 22002シリーズ(旧:PAS 220)」の開発規格です。

HACCP(ハサップ)とFSSC22000

HACCP(ハサップ)導入で日本は初期段階です。他国では食品衛生安全システムが規定されていますが、事業団体に任せている状況なので統一化の違いやズレがあります。

ISO 22000も世界的基準としては、内容の曖昧さを解消する為に具体的な内容を定め、国や事業団体の違いやズレを基準の統一化を図ったもので解消し、衛生管理の規則の定まりによって国や地域に限らず、食品衛生管理に携わる人間や消費者の安全システムを共通の認識としています。

HACCPやISO 22000とFSSC 22000

日本のHACCP(ハサップ)導入が、平成30年6月13日に公布された食品衛生法等の改正による食品関係に携わる業者への義務化のスタートになっています。又、現在のHACCPは、具体的な内容が統一されていない為、それが今後の課題になります。

フードセーフティとフードディフェンス

フードセーフティ(食品安全)とは、食の安心・安全体制の対策を示し、HACCP(ハサップ)やISO22000などの導入で異物混入防止や食品の衛生管理や食品安全管理などを行うことです。

フードディフェンス(食品防御)は、外部からの意図的な犯行を阻止するために、立入管理や供給先の評価を厳しくする対策をとることです。

システム内容の重要性

HACCPで日常的な管理と重点的な管理を行なっていましたが、ISO 22000とFSSC 22000の追加によりハザード管理の強化ができるようになりました。「プレリクイジット・プログラム」の基礎となる日常的な管理や重要管理(CCP)に対しても、集中管理が求められています。

まとめ

日本は他国に比べるとフードディフェンスに甘い国だといわれていますが、それは逆に防御の必要性が少なかったということにもなりますが、残念ながら昨今はこういった事件も起こる可能性があり、工場製品を安全・安心なものにするために、フードセーフティに加えてフードディフェンスの面を管理・監視していくことが必要です。

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